buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

原作と映画を比べる授業3

2009年10月30日 | 本・映画・音楽・美術のページ
『原作と映画』という選択授業、後期も人気上々で15人が集まりました。
もちろん全員が本と映画を愛する外国人です。

今は辻仁成さんが書いた「冷静と情熱のあいだBlu」と
江國香織さんの「冷静と情熱のあいだRosso」を読んでいます。
2冊で500ページを越えますが、それを約1ヶ月で読み終える予定。
その間、週に1度の授業で、この2冊を比較し、意見の交換をします。
その後、映画『冷静と情熱のあいだ』を見て、フィードバック。
映画はどのように原作を描いていたか、この本の映画化は成功したのか、
けんけんがくがく、みんなで話し合います。
答えのない話し合いですが、かなり盛り上がります。

ところで、この授業を前期に取った学生が、読み方のアドバイスをしてくれるのも
このクラスの特徴。
「辞書はどうしてもわからない時だけ使って」
「好きな表現やことばはノートに自筆で書くと覚えられる」
「だんだん読み方のコツがわかってきて,スムーズに読めるようになる」
「最初、辛いけど、単語の数がすごく増える、だからがんばって」
などなどです。

『冷静と情熱のあいだ』の本をどこにでも持ち歩き、
授業の合間に、ランチタイムに読んでいる学生を学校で見かけます。
他の先生たちからも『◎◎さんから、表現について質問された』などなど、、、情報が。
学生の積極的な参加が目立つ授業です。

さて、私も改めてこの2冊,読み直すつもりです。
映画、竹之内豊とケリーチャンの『冷静と情熱のあいだ』もよかった~

これからの1ヶ月、学生との話し合いがとても楽しみです。



冷静と情熱のあいだ 角川文庫

最新の画像もっと見る