今年の最大のストレスは人事でした
20名いる(必要な)非常勤講師のうち3名の先生が1年契約の途中でお辞めになりました.
最も速かった先生は2ヶ月です
辞められた先生たちについて、(あくまでも)私の側から振り返ってみれば
まず、「プライドが高い」ということでしょうか。
学歴も博士、修士、キャリアや実績もあり教えかたについてもそれぞれの持ち味がありました
プライドが高いことは悪いことではありません。
それだけ、自分自身に投資をし、磨いてきたということです。
しかし、あり過ぎると
「私の授業はみなを満足させる」「教師は私の天職」『私のようにやれば、みな成長する」など
「、、、、え~、本当にそうかな~?」
とちょっぴり疑いの念を抱くような言葉が出てきます
「じゃ、授業見学させていただけないでしょうか」というと少々拒絶的、、
自分の授業を他者の目で検証してもらうことって大切なんですけどね。
(もちろん自分がトップの立場にいてもです)
「チームで動くことが苦手」
科には専門科目担当の先生と日本語運用力を向上させるための科目を担当する先生(日本語教師)が
います。常に、3つから5つのグループでミーティングや勉強会を開いています
共通の科目を複数の教師で担当することも時々あるし、専門が異なる先生の関わりもあります
チームで動く、協働して仕事をする、ということが苦手だと、どうしても他の先生方とのコミュニケーションに
ギャップができてしまいます。時に気まずい雰囲気になることも、、、
『上から教師』
教師は学生に迎合する、ということは(私の考えの中では)あまりいいことではないと思います
しかし、『私は教師』『あなたは学生』を強く出しすぎると
グループワーク中心でプレゼンのうまい日本語超級上級学習者が集まっている私たちの科では
『あの先生、上から目線で決めつけている』「話をきいてくれない」との苦情や
『どうにかしてください』などの要望が出てきてしまいます
こんなことを未然に防ぐため、科では教師の学習会を年に数回開いていますが
今回、辞めてしまわれた先生たちは参加していませんでした
さて、中途退職の場合(普通は1年契約ですから必要ないのですが)退職願を学園の本部あて
書かなければなりません。
内容は「一身上の都合で」というお決まりのパターン
でも、本当に円満に穏やかに最後は退職していただき、ありがたかったと思います
辞めると言われてから1ヶ月、別の先生探しは、もちろん困難を極めます
『急募』
しかし、この急募で、私たちは何度も失敗してきました
他企業の役員(人事関係の熟練者)をしている友人は
「同じ失敗を繰り返している、進歩がない』、、、と
ぐさっと来る一言を私につきつけます
さりげなく(けっこう直接的に)「選んだあなたの責任でもある」とアドバイスしているのでしょうね
写真は癒し系の我が家のねこ「ぶりちゃん」
何度私の愚痴を聞いてきたことか、、
ブログ村日本語教育