以前、我が家のすぐそばの回転寿し屋でアルバイトをしていた中国人留学生は
魚の研究をしていました。
さかなの研究をしている大学院生が寿司を握って(巻いて)いるのだから、
ちょっとおもしろいです!
彼の研究は「あじ」の心臓の研究でした。
指導教官は「あじ」の心臓の鼓動の研究の世界的権威なのだそうです。
あじの心臓の鼓動が1分間に何回あるか、なんていうことも調べるのだそうです。
ぎょぎょっ、、、。
かなりマニアックな研究です。
(あ、でも研究はみんなマニアックかもしれませんが)
今日、授業で東京海洋大学客員准教授でタレントのさかなクンのニュースを見ました。
(正確に言うと、リスニングの授業で聴きました)
つい最近、絶滅種に指定されていたクニマスを70年ぶりに確認した、功労者です。
ニュースの中で
日本魚類学会の会員である天皇陛下はご自身の77歳のお誕生日の記者会見で
さかなクンの名前を挙げ、クニマスの発見はとても嬉しいことです、とおっしゃっていました。
中国から来た自称「おたく」、アニメを見ながら独学で日本語を勉強してきた
Aさんが
『さかなクンはさかな「オタク」ということですか。』と質問しました。
確かに、さかなクンは大学でさかなの勉強をしたわけではなく、さかなが大好きで大好きで
たまらなかったのですから、「さかなおたく」と言えないこともないかな、、、
このさかなクンを准教授に推した東京海洋大学の関係者の先生たちがすごいな~、と思います。
記者会見では下記のような東京海洋大学学長(司会)のコメントがあります。
司会)さかなクンは動揺しているのでそろそろ(会見を)終わりにしたいと思いますが、
クニマスの生存確認にいたったさかなクンの好奇心、わたしは彼を客員准教授に任命したときに、
思ったのは、答えのない問題に、チャレンジするさかなクンの姿勢。
これは非常に大きいものがあります。
こういうところを子どもたちにメッセージとして伝えて欲しいなという気持ちでお願いをした経緯があります。
インタビューの全文は下記にあります。
全部読むと、さかなクンの「さかな」に対する熱意と愛情が伝わってきます!
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/100/68347.html
これから、何をしたいか、を考える時に、さかなクンみたいな生き方もあるって
子どもたちが知ることも、悪くないな~、と思いました。