関東鉄道のいすゞエルガJ、9443TCです。
以前より、いつか乗りたい(いつか撮りたい)と思いつつも、なかなか足が向かなかったエルガJ。大変貴重な車種で、全国でも15台(?)しか発売されなかったという噂話も聞きます。
現在の時点で、本州で稼働している営業用のエルガJは、おそらくこの車だけのはず。思い立ったが吉日とばかりに狙いに行ってきました。
運用も何もわからないので、所属する土浦営業所の近くである土浦駅で張ってみます。
幸運なことに1時間を経過したあたりでやって来てくれました。
貴重な車とは言っても、エルガJは日野HR(10.5m)のOEMなので、仕様は日野HRと同じです。
数少ない相違点が、ハンドルのメーカーロゴで、ここには「ISUZU」の名前がありました。
乗車して驚いたのが、窓ガラスの刻印。
大きさなガラスは「JBUS」でした。
ところが、小さなガラスは「日野」のロゴでした。
たまたま1枚だけ交換したのかと思いましたが、他の箇所も同様だったので、JBUSに移行する時期の製造だったようです。
・・・関東地方では、立川バスと京成バスがエルガJを導入しました。
関東鉄道で活躍する9943TCは、京成バスの出身です。一般的に、希少車は第二の職場に恵まれないケースもみられますが、エルガJに関しては、日野HRと同一である故に、そのようなことはなく、今も活躍している車両が多い模様です。全国に目を向けると、熊本にそこそこの台数が集まっているようです。
9443TC 土浦200か1881