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いいじゃないか*CAMARU*

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歌手CAMARU公式ブログ 水岡のぶゆきグループ 着物でジャズ

「ヨイトマケの唄」への想い

2006年10月18日 | Weblog
父ちゃんのためならエンヤコラ
母ちゃんのためならエンヤコラ~

こんな台詞ではじまる「ヨイトマケの唄」
今日、何気に流れてるTVの歌番組で、この歌を中村美律子さんが歌っていた。
ピアノ伴奏でのステージ。
イントロでは、ご自身の幼いときのお母さんへの想いを語りにして
力の入ったエンディングのときはもう涙でメイクも崩れていた。
気が付くと、見ていた私も涙していた。

私は、M.N.G.ライブで何度となくこの歌を歌ってきた。
歌えば歌うほど、涙なしでは歌うことができない。
お客さんにはとても感動してくださる方も多く、たくさんの励ましをいただいたこともある。
しかし、中には私がこの歌を歌うことに厳しく意見される方もいた。
あんたみたいな若いもんが、こんな歌歌うもんじゃない」
工事現場、そんな仕事あんたやったことないでしょ。」・・などなど

一時期、もうこの歌歌わないほうがいいのかな、、
何度も悩んだことがある。
そして最後にたどり着いた考えは、
私には私の表現の仕方があるんだ。ということ。
私のうちは、代々建築関係の会社で、その昔には、歌の中の地固めと同じ作業もあって
そのたびに近所のかあちゃん衆が手伝いに行ったそうだ。
私が記憶している時代には既に機械作業になっているけども。
だからあたしもヨイトマケの子供。
しかし、苦労した親のおかげで今の私がある。
歌手をしている今の私の姿を、いつの日か親にみせたい、と思う日々。
私にとっての「ヨイトマケの唄」はいつもそんな想いがいっぱいだ。

今日偶然見た中村美律子さんの歌、大先輩である彼女の想いが
どうもだぶり、久しぶりに音楽番組で、泣けた。