いいじゃないか*CAMARU*

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これが現実

2013年08月27日 | Weblog
茨城県動物指導センターへ行って来ました。
殺処分数全国ワースト1の茨城県。その収容犬の多くは中型ミックス犬や
猟犬、野犬です。私がボランティア参加している団体は毎週1~2頭を引取りますが
ハッキリ言って焼け石に水状態。殆どの子たちは処分されてしまいます。

これはマイクロチップ読取の機械。ここにチップのある犬を通せば登録飼い主がわかるしくみですが、
マイクロチップ自体の普及がほとんどないのが現実。

22日収容の部屋。今日は多分最終部屋になっています。
大きい子も小型犬もオスもメスも一緒。喧嘩など見ていられない場面に出くわす、、。
そうこうしているうちにトラックが来て収容犬が数頭またここに入れられる。

これはこの日で収容3日目の部屋。残念ながらこの子達、今はこの世にいません。
出して出してと尻尾ふって寄ってくるけど私にはどうする事も出来なかった。

猫収容室。こんな可愛い盛りの猫が全部で20頭ほど。この日一日ですよ。
野良が産んだ子、当然おむかえが来るはずもなく、お薬の入ったミルクを飲まされて
処分されてしまいます。ただ某然と立ち尽くす私を横に、一緒に行った 会の代表は無言で
明日には処分されるだろう猫達の汚れたシーツを取替えて、、
連れて帰れない、でもせめて綺麗にしてあげたいという気持ちなんでしょうか。
私はそれすらも出来なかった。
今回、この子達の写真をアップしたのに色々ご意見あるでしょうが、
知ってほしいです。この現状作り出しているのは我々人間です。
捨ててもよい命なんて無い。
犬猫を飼うという意識、もう一度考えたいね。
そしてわたしに何が出来るのか。今年はセンターの子3頭を一時預かりで引取り
新しい家族につなげる事が出来ました。年間十数万頭殺処分されるなか、たったそれだけです。
でも、ゼロよりはましです。細々と出来る事を続けたいですね。


さて、この日引き出してきた子がいます。
たった1頭ですが、命を繋げる事が出来ました!
さあ、一緒に帰ろう!
命の選別なんて何も無いし選べないよ。たまたま懐こく
尻尾を振ってこちらへ寄って来た。ただそれだけでした。
それでもそんなタイミングも縁です。
素敵な里親様に巡り合えますように。