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Retro-gaming and so on

First Queen オルニック戦記



最近、星田さんに刺激されてn回目のPool of Radianceをやっているが。
日本のゲームの文脈だと、どっちかっつーと、このゲームのような「シミュレーションRPG」に分類されるかもしんない。なんせタクティカルバトルだからな。
でも、何度も言うけど、元々RPGとはタクティカルバトルを行うボードゲームなんだ。
従って、ファイアーエムブレムに始まって、この「First Queen」のようなゲームこそが、むしろ「本当のRPG」と言えるのかもしんない。

ファイアーエムブレムが90年代にアメリカでは紹介されなかった事もあって、アメリカでは日本のような「シミュレーションRPGブーム」ってのは無かった。そもそも「シミュレーションRPG」ってのもヘンな和製英語だし、「そういうジャンル」ってのが存在しない。
しかしながら、ある意味日本と同じで、アメリカで言うCRPGってのは基本的には(長い間?)Wizardry形式のコンバットスタイルなゲームを表していて、プール・オブ・レイディアンスのような「TRPGに準じたタクティカルバトル採用の」CRPGをtactical-RPGと呼んで分類するらしい。
つまり、「First Queen」も向こうではtactical-RPGとカテゴライズされるかも。

なお、このゲームの敵の女王の名前が「キャサリン」だが、そんな名前の女王があり得るだろうか、って思うかもしんないけど、実はいる。
女王と言うより皇帝だが、かつてのロシア帝国の女帝、エカテリーナ(Екатерина)と言うのは「キャサリン」のロシア語版だ。

 
 
そういうわけで、結構「由緒ある」名前だ。
そして味方の王女は「ソフィア」だが、偶然なのか、女帝であるエカテリーナ2世は実はロシア人ではなくドイツ人なんだけど、彼女の幼名はゾフィー、つまりドイツ語版ソフィアだ。いや、ウルトラ兄弟の長男もゾフィーだけどな(笑)。


良く言われる事だが、Sophiaと言う名前は日本語だと、例えば「智子」や「智恵子」にあたるだろう。
なお、ウルトラマンのゾフィーは紆余曲折あったが、結論から言うとアルファベットでのスペルは違って、「知恵」とは関係ない模様だ。

ソフィア、キャサリン、と言う名称選択は果たして偶然の産物なんだろうか?
いずれにせよ、豆知識だ。

ちなみに、題名の「First Queen」って、仮にキャサリンを指してるとすれば、本当は定冠詞を付けて「The First Queen」にした方がエエんちゃうんか、とか思うんだけど、それはどうなのか、と言うのは、多分もとこんぐさんの両分だろう(笑)。

なお、First QueenはProjectEGGにて公開中
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