NHKだかで開会式観てたんだけど。
解説うるせぇんだよなぁ。パフォーマンスに対して一々解説必要か?
「☓☓の意味があります」って言って、観て分かんないんだったらどの道視聴者の理解力がないか、あるいはパフォーマンスの設計がヘタクソなだけなんだよ。
ほっとけ、とか思ってて。
何でもかんでも一から説明が必要だ、ってこたぁねぇんだよ。余計なお世話だ、とか腹立ってた。
やるなら副音声でやれよ。
さて、開会式の入場でドラクエの音楽やファイナル・ファンタジーIVの音楽とか流れてビックリしてたわけですが。
これって当初から計画してたのかな?それとも音楽担当者のクビとかあって、急遽挿し替えたのかしらん。その辺がちと分からんかった。
ただ、ゲーム音楽が素晴らしいから、とかなんとかは実はあまり関係なくって、ゲーム音楽ってJASRACを通してないケースが多くて、単に許諾受けるのがラクだったんじゃねぇの、とか邪推してた(笑)。いや、別に曲そのものを腐すつもりもないし、使われた事自体は面白い、とは思ったけどね。
ゲーム音楽の場合、例えば作曲してゲーム内で使うじゃない。ドラクエのファンファーレとか。
んで仮にこれをJASRAC登録すると、2作目にまた同じファンファーレを「ゲーム音楽として」使うとJASRACから許諾受けないといけないんだよ。そしてゲームを作ってる会社がJASRACに使用料払わんとイカんのね。
それを嫌って、ゲーム音楽はJASRACに登録せん事例が多いみたいなの。テレビ番組のBGMでも結構な確率でゲーム音楽が流用されてるのはJASRACだと申請がメンド臭いからだ、って良く言われてるよね。テレビ局ってJASRACとズブズブの関係なんだけど(役員になったりしてる)、取る側に回っても払いたくない、と(笑)。まあそういう構図があるらしい。
別にJASRACに登録してない事イコール著作権放棄、って意味じゃないんだけど、いずれにせよJASRAC通すと色々とメンド臭いわけ。ドラクエとかファイナル・ファンタジーが実際JASRAC通してるか通してないかは知らんけどね。すぎやまこういち氏は作曲家としてのキャリアは長いから、その辺どうしてるんだかちょっと興味はあるわけだけど。
いずれにせよ、オリンピックの音楽としてのゲーム音楽、ってのはゲーム音楽が素晴らしいから、と言うよりこういう権利許諾の面倒を避けて、なんじゃないか、とか疑って観ていた(※)。もう無観客開催なのは決定的だったし、緊急事態宣言下でオリンピック景気は見込めないし、スクエア・エニックスにお金払うにせよ、JASRACに交渉するより直接交渉した方が安く上がるだろ、的な。なんか世知辛さを感じた開会式でした。
※: もう一回言っておくと、あくまで主観でそう感じた、ってだけの話で、事実かどうかは知らん。