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Retro-gaming and so on

iPhoneのゲームをとうとう見限った話

iPhoneのゲームは本当にヒドいモンばっかだ。
以前から「広告がヒドい」って話を書いてたが、とうとう「広告を見ないと解けないパズルゲーム」なんつーのも出てきた。
「ネジゲーム」とか「バスゲーム」と言われる類のゲームだ。




これらはパズルゲームに見えるが本質的には全然違う。「探せばキチンとした解ける手順がある」わけじゃない。ハッキリ言って、単なる乱数であって、スロットの制限に引っかかるか引っかからないか、はぶっちゃけ運否天賦でしかない。
定義上、そんなモンはパズルたぁ呼ばないんだ。

もちろん、キチンとした「解法がある」パズルを作るのは難しい。
つまり、一見して1,000面を超えた無限に遊べる面を用意してるように見せるパズルもある。
が、実際は何百面もあるように見せかけて、適当に、100面もないパズルを乱数を使って提供してるようなゲームも多い。必然的に、「あれ、この面以前も見たぞ?」とか「この面何周目やねん?」等と言う感想が出てばっかだ。
ハッキリ言おう。とにかくiPhoneのゲームは質が悪い、んだ。

「有料のゲームを買えばエエんちゃう?」とか思うかもしんない。
しかし、平たく言って信用してないんだ。
そもそも、iPhoneでの無料ゲームをやってて、「広告なし」が宣伝文句になってる、ってのはおかしくねぇ?
言い換えると、有料で購入したゲームでさえ、広告まみれの方が多い、って事だろう。
仮に「広告ナシ」が本当だとして、「課金」がある。そのままじゃ解けないパズルゲームをリリースしている会社が「パズルを解く」為に要課金をしない、って保証なんざねぇだろう。
とにかく、iPhoneのゲームには信頼性がない。何をやるか分からんのだ。

ついでに言うと、広告自体がバグの温床だ。広告が流れた時点でゲームアプリが固まる、なんつー現象に見舞われたのは二度や三度じゃない。
あと、良くあるのが、広告が流れたあとには音声がおかしくなる、ってのもある。
Appleは広告を流す機構さえマトモに作れていない。

一回のゲームをやってそこで(ツマるように作られてるので)広告が流れる。30秒で済まない。最低でも40秒はかかるのもあれば2分近い広告が流れる、なんつー事もある。
要はフォーマットさえしっかりしてねぇんだ。アホか。
こんなんマトモなゲーミング・プラットフォームになりえるワケねーだろ。
iPhoneでの広告のクローズポックスをクリックすると「インストール画面」がポップアップする。しつこい。っつーかAppleは「クローズボックス」の意味さえ変えてしまった。いまや新興宗教もかくや、たるしつこいインストール勧誘、ってのがiPhoneのクローズボックス(☓印)の意味になっている。
とことんユーザーを不快にさせる、ってのがAppleが提供しているフレームワークだ、って事になる。

他にも「広告がヒドい」って話になると、いつぞやも書いたが「楽天ポイントがもらえるのにもったいないよ!」とか「Paypayマネーがもらえるのにもったいないよ!」とか。
余計なお世話だ
あと、生成AIによるおかしな日本語の広告とか。満足感ある動画とかどないな日本語やねん。リラックスできるゲームとか。言い回しがおかしいだろ。
広告文章を読む生成AIのイントネーションもヒドい。以前、M太郎氏がこんな記事を書いてたが、ぶっちゃけ心配は要らないと思う。iPhoneの広告を見ると如何に生成AIがクソなのかがよく分かると思ってる。単にイライラするだけ、なんだ。
結局、安かろう悪かろう、なんだ。生成AIを使えば広告に対して人件費は削除可能だろう。しかし、それで出来た広告はクソだし、そんな広告しか作れないメーカーは資金繰りが怪しい。結果、作ってるゲームも連鎖的にクソだと断言出来る。

大体、Appleはゲームや広告をマトモに管理してんのか(※1)。
似たようなゲームばっか、で、しかもあるゲームをプレイするとそのゲームそっくりな広告が流れる、とか(笑)。しかも短時間に何度も同じ広告ばっか流れる。
これ見てると如何にテレビCMは良く出来てるのか、ってのが分かる(笑)。

ウォーターソートパズルと呼ばれるジャンルのパズル。「全く同じ内容で」色んなトコからリリースされている。「パクリ合いだらけ」と言う意味では「小説家になろう」よりヒドい(笑)。何故ならオリジナリティの欠片もねぇから、だ。

Appleの「管理」は結果、任天堂のそれに及ばない、どころか、全く信頼性に欠ける。
任天堂も色々サードパーティの出すソフトを管理していたが、なるたけ「似たような」ソフトばっかにならないように調整してるし、ましてや広告なんざ付けなかった。
任天堂は自社プラットフォームを大事にしてたんで、そういう意味だと「管理」に徹底的にリソースを割いていた。また、「広告」なんつー誘惑にも乗らない。任天堂は手を広げない。ストイックにゲーム「だけ」に集中する為、その環境を守る事だけ、に注力してたんだ。
反面Appleはどうか。どう考えても「杜撰な管理」になっているだろう。かつ、大規模な量のソフトウェア資産になっている以上、「テクノロジー企業」として以上に広告に集中でき、かつ「管理」にリソースを割けるのか。土台無理な話だろう。
何故ならそれは本業じゃないから、だ。
その結果「ポイ活」なんてアホなゲームの広告塗れになってんだ。
いい加減にしろ、と言いたい。
任天堂がサードパーティの「資金力」を篩として、その数を制限してたのは、「管理」面から言うと正しかった、んだ。任天堂自身が「良いゲームを作る」以上に、管理をするにあたって、自社の多くのリソースを割きたくなかった、と言ったような「マトモな発想」が任天堂にはある。

以前から、「こんなiPhoneみたいなしょーもないゲーミングプラットフォームで広告塗れのクソゲーを遊ぶくらいだったらiPhoneでスーファミとかのゲームがやれないのか」とは思っていた。絶対そっちの方がマシなんだよな。
ところが、昔聞いた話だと、AppleはAppleストアで往年のレトロゲーム機のエミュレータを出す事に消極的だ、って事だったんだ。
昔はそれこそ、ジェイルブレイクでもせんとiPhoneじゃエミュレータを動かせない、って話だ。
iOSとかは、何度か話してるけど、実はUNIX系OSではあるんだけれども、非常に「不自由」な環境になっている。端末がない。iOSでソフトウェアのコンパイルが出来ない。
UNIXを使ってるけどUNIXって呼んで欲しくないくらい「制限ありまくりの」環境なんだ。いや、ハッキリ言ってWindowsの方が遥かにマシだ(※2)。
これ、「基本は電話だから」って言い訳も分かるんだけど、どっちかっつーと故くなったスティーヴ・ジョブスの趣味なんだろう、って思っている。スティーヴ・ジョブスって人は「ユーザーが自由に色々出来る」ってのを理想的とは考えてなかった人なのね。むしろ「制限を付ける」事を是、と考えてたらしい(※3)。
従って、iPhoneに「拡張性」などは持たせない方針だったらしい。UNIXのクセにUSBでパソコンに接続しても中身のフォルダさえ覗けないようにiPhoneは作られている。
ホンマ、iPhoneは不自由の極み、なんだ。

しかし、今回何の気なしにApple Storeを覗いてみたら、なんとRetroArchが入手出来る事が分かった。
RetroArchはいつぞや紹介したが、Mac OS Xで人気のマルチエミュレータだ。Linux環境だとイマイチ操作性が悪いが、iPhoneで動かすなら問題ないだろう。
結果、前から夢見てた「iPhoneの真のレトロゲーミングプラットフォーム化」を今回やっと成し得たわけだ。
そしてそれが意味する事は、二度とAppleストア経由で広告塗れのクソゲーを導入せんで済むようになった、っちゅーこっちゃ。
ぶっちゃけ、「囲碁であそぼ!」以外にiPhoneでマトモなゲームは存在しない、っつって過言じゃないから、だ。
これで、ROMカートリッジからデータさえ吸い出せば、思う存分、iPhoneで「キチンとした」レトロゲームをプレイする事が可能になるし、レトロゲームのクオリティはiPhoneが提供する無料ゲームには全く太刀打ち出来ないだろう。











































上に書いた通り、PCにUSBで繋げてもiPhoneの内部は見れない。つまりフォルダにアクセス出来ない(※4)。
しょーがないんで、PCのHDDに入ってるゲームデータを一旦Google Driveに移動させてからiPhoneへデータを落とす、と言った相当面倒くさい事を行ったが、出来上がった結果には非常に満足している。
正直言うと、物理的なゲームパッドじゃなく、仮想的なゲームパッドはイマイチ操作性が悪い気がするが、そのうち慣れるんじゃないか。いや、慣れたい(笑)。これで僕のiPhoneはそこそこ優秀なレトロゲームプラットフォームと化した。
ちなみに、一番相性が良いのは、ゲームボーイアドバンスのゲームな気がする。iPhone自体のサイズが近いし、往年のGBAのソフトを駆動するにはなかなか良いプラットフォーム、とは言えるだろう。
縦に持てば往年のゲームボーイのソフトが良く映える。
いずれにせよ、これで質悪なApple StoreのiPhone用ゲームとはオサラバ、だ。
楽しいゲームライフをおくれるだろう。
超期待、だ。

※1: 他にもiPhoneでは「汚い」広告も多い。
皺だらけ、染みだらけのジジイ・ババァのツラが全面的に出てくる広告なんざ見るに耐えん。
大体「美容」関係の広告だが、「この美容液を塗ればキレイに!」とか言う広告なんだが、ハッキリ言って「皺だらけ」「染みだらけ」の特殊メイクをそれ用の溶剤で拭い去る方が簡単だ。
こんなんで騙されるヤツもいるんだろうか。
しかも、「某美容外科開発」とか言ってるが、検索するとそのもの該当する美容外科なんざ存在しない。名前がビミョーに違うんだ。
「✗✗と言うテレビ番組で紹介された」とか言ってても本当にそれに該当する番組編成なんざあったのだろうか。
要は限りなく詐欺臭いんだけど、Appleの審査でそれらはキチンと審査されてるのか。
任天堂なんかはそういう「審査」が面倒くさいんで、広告を排除する道を選んでる。本当に「審査」が必要なら、強大なマンパワーが必要で、任天堂はそこにそこまで力を割きたくなかったから、Appleのようなビジネスモデルを排して来たわけだ。

※2:  これがあるんで、プログラミング初心者が「スマホでプログラミングをはじめたい」なんて言い出す事に対して「止めろ」と言ってるわけだ。
スマホでプログラミングを覚えよう、なんつーのは色々とロクな事にならん。
なお、「ハッカーになろう」では以前から初心者のWindowsでのプログラミング学習に警鐘を鳴らしていたが、とうとうMac OS Xにも言及するようになった。

Mac OS X を使えばコードを読んだりいじったりはできますが、システムのうちオープンソースなのは一部だけです。いろいろ壁にぶちあたるでしょうし、アップルの独占コードに依存した悪いクセを身につけないよう注意する必要が出てきます。

まぁ、エリック・レイモンドはバイアスかかりまくりの人なんで、全部マトモに受け取る必要はないが、一応気をつけるに越した事はない。

※3: この方針がApple IIを作ったスティーヴ・ウォズニアックと大違いで、実際、Apple IIに何個拡張スロットを付けるのか、と言うのでジョブスとウォズニアックは対立して揉めに揉めた、と言う逸話がある。
そこではウォズニアックが勝ち、結果、Apple IIは「7つも拡張スロットを持つ」自由度が高いパソコン、となった。
一方、ジョブスが指揮した初代Macintoshはクローズドもクローズドなシステムで拡張、なんて事は考えてないマシンだった。その「拡張性の低さ」もIBM-PCに負けた要因の一つ、となる。

※4: iPhone内のフォルダにアクセス可能だ、と謳うWindowsやLinuxのフリーソフトウェアもあるが、iOS側のプロテクションもヴァージョンによって変更されていて、結果、イタチごっこみたいになってる。
繰り返すが、本来のUNIXで言うとiOS側に外部へのプロテクションがある、ってのはおかしいし、余計な事すな、と言うのが本音だ。
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