2021冬の深夜アニメ、第4弾。
原作は確かにメチャクチャ面白い。
ちょっとバトルがインフレ気味であるたぁ思うけど、「国造りの物語」としては悪くはないし、なろう系の後続の「国作り」あるいは「領地発展」テーマの話の1つの基礎を提供してるたぁ思う。
漫画も面白いし、その辺は文句がなかった。
ただし、アニメ第1期は、(漫画版の出版社だけど、原作は違う)講談社のテコ入れで、2クール取ってかなり本気に製作に乗り出したように見えたが、個人的にはイマイチだったように思える。
枠が長いのに甘えて、1話1話終了時のヒキが変で、エピソードのぶった切り具合が酷かった事。
「え、ここで切るの?」って思ったのは一回や二回じゃなかった。
そしてそういうカンジで優雅に時間潰してたのに、後半は時間が足りなくなったのか「巻き」に見えて、ダイジェスト版じゃねぇの?って思う程エピソードが圧縮されていた事。
要するに話数分割のやり方やそれに伴う演出がイマイチだったのだ。
それじゃダメだろう、と。
そして、ぶっちゃけ、リムルの声がイマイチピンと来ない。
前にも書いたけど、正直、女声にする必然性が見えない。
え〜、小説読んでた時、女声で喋ってなかったんだけどなぁ。
とにかくこの違和感が酷い。
と言うわけで、原作の面白さとは対象的に、既にアニメへの期待度は正直、最低になっていた。2期は大して期待できねぇんだろな、と。
実は先行上映を観てたんで、別にこのタイミングで書き出さなくてもいいけど、一応本放送に合わしておく。
原作では、クロエ・オベールを含む5人の子供に精霊を宿し、子供たちの危機を救った後、イングラシア王国を去るわけだが(これは第一期のエンディングにあたる)、ここで急転直下、リムルは西方聖教会に襲撃を受け、物語は急展開を迎える・・・って事になるんだけど、第一期はそこに触らないで終了してる。
そこで、色々とエピソードを前後させて、その辺の、第一期で回収できなかった辺りを第二期第一話と第二話に持ってきてるわけだな。
まぁ、そうしかやりようがないだろ。
だから原作読んでる層には若干・・・つまらん時間つぶしの二話になるわけだが、原作知らん層にはどうしても必要な回になってると思う・・・この辺、原作読破組とそうじゃない組で二週間くらいテンションが違うんじゃないか。その辺、吉と出るか凶と出るか知らんけど。
いずれにせよ、転スラ第二期の本領がどうなるのか、ってぇのは再来週(つまり先行上映分であり、消化エピソード終了)にならんと分からん、ってのが今のトコの状況である。
取り敢えず、個人的には、今のトコ第二期の評価は保留しておいて、先行上映分のエピソードを消化した時点を待つ。
相変わらず主題歌は何か・・・変だけどな。