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Retro-gaming and so on

たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語

さて、1月4日深夜である(って事は1月5日早朝なんだけど・笑)。
新年早々深夜アニメが始まって、まずは一発目。
「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」から。

原作はハゲの会社から出版されているライトノベル。ネタは結構良い。
ただ、原作小説は独特の文体でかなりテンポが悪い。個人的には、「面白いんだけど」途中で読むのを止めてしまった。疲れる。
一番オススメ出来るのは漫画版だろう。漫画版はホンマ、いわゆる「マンガとして」編集されているので、フツーのギャグ漫画のノリで読めるようになっている。最近こういうの多いよなぁ。もう題名見ただけで100発100中これはギャグだ、って分かるんで、むしろ小説形態には向かないのだ。
そこそこ人気があるらしい原作なんで、ハテ、そのアニメ化は如何に、ってなカンジなのだが・・・。
第一話を観た感想である。

ぶっちゃけ、アニメ版はやっぱテンポが悪い。っつーか「説明すべきトコ」と「説明しなくて良いトコ」が真逆になってないか。もうホンマ、それだけ、だ。そしてその辺が実は完全に致命的なように感じる。
例えば「ベルト姫」の登場。唐突過ぎるだろ。原作見てた人にはいいが、原作読んでない人には「いきなり現れて」、「なんでベルト顔に巻いてるの?」と意味が分からないだろう。



そして絡まれるわけだが、どうやら作中だと有名人らしい。「ベルト姫」って呼ばれてるもんな。


でも、この時点で、視聴者には全く「ベルトを顔に巻いてる意味が分からん」し、なんでそんなに蔑まれてるのかも分からない。好きでやってんじゃねぇの?
実はこのベルトは「呪いのせいで」顔に巻かれてるわけだが、そんなの視聴者には分からないのだ。いやぁ、これじゃダメでしょ。漫画版とかのこの辺の見せ方に比べるとこのアニメ版は相当お粗末です。
この少女はこの後、主人公に呪いを解かれ、結果主人公に惚れストーカー化するんだけど、全く原因がピンと来ないから「え?なんでそんなんなってんの?」になると思う。呪いも何故かかったのか、説明が全くと言って良い程無かった。単なる抽象絵みてぇになってたからなぁ。


正直、ソフバンのラノベのアニメって「ダンまち」だけがドル箱で、ここも段々ダメになってきてるよなぁ。1クールに原作4巻分とか詰め込むようになってきてて(フツーに考えるとそりゃ無理だろ)、「りゅうおうのおしごと!」なんかもダイジェスト版観せられてるような出来だったし。
この「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語」も何か第1話めから「間違ったダイジェスト版臭」が漂ってきてたんで、まあ、暫く観続けますが、あんま期待出来ないかもしんない。
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