千代田「獅子の会」の歩み

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政活費見直しの不思議

2015-11-07 18:47:30 | 政務活動費
千代田区特別職報酬等審議会(以下報酬審)が報酬等の見直し議論をしている。報酬審とは区長の附属機関であり、議員の報酬等の額の定め方を改めようとするときは、区長は審議会に意見を聞くものとする、3年に1回報酬等の額の適否について審議会の意見を聞かなければならない、と条例で定めがある。報酬等の「等」とは期末手当・費用弁償のことと解する。
政活費見直しに関しては、区議会議長の意見聴取機関として「千代田区議会政務活動費交付額等審査会(以下審査会)に関する規定」がある。条例に準ずるものだ。議長は、少なくとも3年に1回、政務活動費の交付額を見直さなければならない。見直しをするときは、別に定める方法により意見聴取等を行った上で、議会運営委員会に諮り決定しなければならない。議長は、前項の決定をした場合において、千代田区長に対して、決定した内容を書面により通知しなければならない。と条例で定められている。別に定める方法とは審査会のこと。
報酬と政活費では、異なる条例により支払われている。二元代表制が尊重されている部分であろう。であるならば、報酬審だけで政活費に関して議論するのは誤りである。審議内容も決められており、審査会は議長が、報酬審は区長が招集権者であるからだ。
審査会議事録は25年7月までしかHP上で公開されておらず25年9月~26年10月分は未掲載である。公開するよう求めたが一向にUPされることはない。私の開示請求には応じたが、26年10月分はマスキングが酷く全く判らないものを交付された。1ページ丸々黒く塗りつぶされたものが数ページ含まれていた。1ページ10円支払っているのですよ!10月以降審査会は開催されていないようだ。3年を過ぎてしまうと思うがどうなのだろうか。それとも秘密会にしたのだろうか?見直し答申が議長に提出されていないのであれば報酬審は空回りであり、前述したが越権行為である。
政活費の見直しや撤廃を公約に当選した議員は何をしているのだろう。不思議だ。