千代田「獅子の会」の歩み

千代田区民の声を議会に届けよう!区民の為の議会を求めましょう!

千代田区議会は大丈夫ですか?

2014-06-29 20:37:29 | インポート

この一週間都議会のセクハラ野次が問題になっています。皆様も様々な思いを感じていることでしょう。
ヤジの発言者と内容は批判されて当然ですが、事後対応には嫌悪感を覚えました。
鈴木議員が「ウソ発言」について明確に答えることなくとぼけとおした事、他の発言者が名乗り出ないこと、党ぐるみで庇おうとした姿勢、この問題をうやむやなまま葬り去ろうとした事等々。みんなの党の態度には、ただただ唖然とするばかりでした。

日本中の子供達はこの問題をどう受け止めたのでしょう。大人たちは子供達になんと説明すればいいのでしょう?

千代田区議会はどうでしょうか。
公明党区議団(山田・大串議員)は、政調費を4回にわたって区へ返金しました。1回目2回目は新聞記事によるものでした。3回目は訴訟での返還請求対象額が返金され、4回目はわれわれに裁判で追及された利息分が返金されました。何故4回にわたったのかは分りません。3回目の返還理由は「訴訟を終結させ、議員本来の活動に全力を尽くすことが大事」ということでした。使途規準に違反したとは一言も触れていません。間違って使っていないのなら何故返還したのでしょう。裁判で潔白を証明することが区民への説明責任であり、議員の責務ではないでしょうか。うやむやに終結させたい意向を感じます。公明党都本部の指示があった様である。
自民党会派の石渡議員の返金がありました。監査請求において「バックナンバーを購入した」と議員が釈明した雑誌『諸君』分です。「諸君」は廃刊雑誌でした。27日の口頭弁論期日直前の返金でしたので詳細は後日書きます。
同議員は監査請求時にも返金があります。ランチでビール・ご自身が通院していると思われる病院近くでのコーヒーや軽食代そして衛生用品・監査委員への祝い金・極めつけは地下鉄九段下駅構内の神戸屋でバタール一個231円の支出でした。返還理由のはっきりとした説明はないままでした。

監査委員は何を監査したのでしょう。議員から祝い金を受け取っているから手心を加えたのかと勘繰りたくなります。監査委員は多数会派が推薦しているようです。任命は区長がしますが儀礼的です。監査請求を2度に分けましたが、自民・公明・ネットワーク三会派のときは「違法・不当な支出は一切なかった」として、残り四会派では「請求期限を徒過しており、法に定める要件を欠く不適法な請求」として退けられた経緯があります。キチンと監査をしたなら、今返還するのではなく、監査委員が返還させるべきであったと思いますが区民の皆様はどうお考えになりますでしょう。是非ご意見を伺いたいと思います。

都議も区議も、議員の常識は市民の非常識、市民の常識は議員の非常識といえるのではないでしょうか。

                              千代田「獅子の会」 山口
                              ccnokai@muse.ocn.ne.jp



無用の長物か?

2014-06-22 11:53:11 | ブログ

23日(月)東京都議会でオリンピック・パラリンピック特別委員会があるそうです。千代田区議会は都委員会への対応を考えているでしょうか?区議会だけで議論することはないと信じていますが、どうでしょう。皆様も一緒に見守っていきましょう。

区議会に図書室があり、区民も利用できることをご存知ですか?
全く活用されていないのが現実です。チョット古いデータですが19年から22年の4年間で13回しか利用されていません。それも議員利用だけで区民利用はゼロです。22年の審査会意見書では、図書室のあり方や政調費での図書購入について厳しく指摘しています。
現在でも政調費で購入した書籍は個人所有となっています。税金で買ったものが個人所有とは余りにいい加減です。議員任期が終わったら図書室に返すべきです。ところが議員の中には書籍に書き込みすることがあると言う、税金で買った公物との認識にかけている方がいるのには驚きです。
3月の朝日新聞の記事にもありましたが、「江戸性愛図鑑」とか、個人趣味の本が多くありました。廃刊雑誌のバックナンバーを毎月購入したと主張する議員もいました。バックナンバーを毎月買うでしょうか。この領収書は議員自身の手書きでした。購入した廃刊雑誌は「今」何処にあるのでしょう。   


政調費は税金から

2014-06-20 12:22:33 | インポート

政務調査研究費は昨年地方自治法の改正により政務活動費に変わりました。25年度分から政務活動費となります。   何処が変わったのでしょう?
改正前は「調査研究に資するため」に交付されていましたが、改正後は「調査研究その他の活動に資するため」に交付されることになりました。

「その他の活動」が追加されたことで、なんにでも使えると錯覚を招く条例になりました。使える範囲が、調査研究に加え研修、広報、広聴、住民相談、要請、陳情、各種会議への参加等区政の課題及び区民の意思を把握し、区政に反映させる活動その他住民福祉の増進を図る為に必要な活動にと広くなりました。
住民訴訟は改正前の条例が適用されますので、研修・広報・住民相談・会議への参加等は経費の範囲に含まれないことになります。ところが、実際は線引きがとても曖昧です。
数年前に審査会が議員各位に対して行ったアンケートでは、殆んどの議員が政調費を区政に反映させるために使っていないという結果があります。
「政調費を議会質問に活用していますか?」の問いに15人が活用していますと回答。次に、「いつ、どの質問に反映しましたか?」の問いには15人のうち4人が答えましたが具体的な回答はありませんでした。いかにいい加減に使っているか判ります。此れが実態です。
何度も言います。
政調費は区民の税金です


裁判情報2

2014-06-18 14:56:01 | インポート

昨日「残り会派」の第1回口頭弁論がありました。裁判長から「返還請求権は区長か議会議長かを明確に」と指示がありました。「三会派」のときに、この返還請求権=被告は問題となりました。最初地裁で、議長は被告でないと却下され、控訴の結果、高裁で「被告変更(議長から区長へ)を認め、地裁へ移行」と判断され現在係争中です。何故再度問題となったのでしょう。それは、千代田区の条例が曖昧であり、専門家がみても判りにくいからです。
公明区議団が返金理由「議員本来の活動に全力を尽くす」を実行するなら、速やかに条例について議論すべきです。条例は区民の為にあるのですから当然のことです。当然のことも出来ない議員先生達は何をしているのでしょう!

先日ある議員から私に「訴訟を取り下げよ」と電話がありました。訴訟という重要な問題を電話で話そうとする議員さんの常識には驚かされました。私は言いました、電話で話すことではないと。翌日に私の仲間と偶然出会い、同じことを怖い顔でまくし立てたようです。係争中のこの時期に強要とも圧力とも感じさせる言動はあってはなりません。議員の「質」を問う時期かもしれません。
住民訴訟の本質を考えようとしない議員さんたちには悲しくなるばかりです。


裁判情報

2014-06-16 11:51:20 | ブログ

明日17日、政調費訴訟の第1回口頭弁論が地裁であります。提訴を2度に分けたので後出し分の「新しい千代田・千代田の声・千代田の声民主・行革クラブ」の4会派についてとなります。27日は先出し分「自民・公明・ネットワーク」3会派の第4回の期日です。今後のブログでは先出し分を「三会派」・後出し分を「残り会派」とします。

裁判は時間がかかります。三会派に関しても過去3回は準備書面・答弁書のやり取りに関してと次回期日取り決めで終わりです。5-10分ぐらいなモノです。テレビで観る法廷場面はなかなか始まりません。生で体験できるとチョッピリ期待していたのですが。

公明党区議団の返金については以前のブログでお知らせしました。返金は「議員本来の活動に全力を尽くすこと」が理由とされました。間違った使い方をしたからとは、一言も触れていませんでした。返金を受けた区役所と区議会に対し受け取った理由を問い質しましたが明確な回答はありませんでした。2年余前に交付し、決算での承認も終わっているのですから正当な理由なく受け付けることは出来ないと思います。私達の税金です!ちゃんと説明して欲しいものです。

間違った使い方をしていないなら、何故返金したのでしょう??