驚くべき事実

昨日、25年度政務活動費領収書を閲覧した。
すると、25年１２月11日～13日2泊3日の「伊勢志摩視察」が明らかとなった。視察は、自民党区議団１０名全員によるものだ。費用は10名約120万円である。ただし政務活動費への計上は七掛けの約80万だが、七掛けの説明はなく根拠が分からなかった。
視察報告書を抜粋してみよう。
「視察のはじめに」として、「今年は20年に一度の式年遷宮で注目を集めている・・・一度は訪れておくべきとの認識で一致した・・・昔から誰もが一度は訪れてみたいと思う特別な場所であった。・・・区議団全員揃って参拝できることは大きな意味があるだろう」とある。
次に日にち毎の行動が記述されている。　「視察を終えて」として「短い日程ではあったが誰もが一度は訪れたいと思う日本人の心のふるさと伊勢を十分に堪能することができた。」とし「視察が議会活動にとって必ず良い影響をもたらす」と結んでいる。
昼食は二日間会席料理であり、物見遊山の観光旅行であったと断じるのは酷であろうか。「堪能した」からも観光旅行を感じさせる。
10名で行く必要があったのだろうか？しかも税金を使って！議会活動に活かされたのかも疑問だ。全国的にもこのような視察は自粛しているのが実情だ。我々の提訴後であり、より政活費の透明性が求められている時期でもあった。住民から提訴され係争中にも関わらずこのような旅行を実施したことは大いに反省して欲しいと思う。それとも住民を舐めていたのだろうか！！
昨年、9泊の北陸旅行を新聞で指摘された議員は全額返金したが、今回はどうだろう？区民は厳しい目でチェックしなければいけない。

昨晩のテレビで政務活動費の見直し問題が取り上げられていた。
政活費の領収書をネット公開すべきだ、というのがテーマであった。収支報告書だけでは実態はわからない。領収書の公開は必要である。昨年大騒ぎしたのに、全国都道府県でもネット公開に踏み切った自治体は僅かだ。ただし、ネット公開の情報だけでは実態はわかりにくいので、市民の連携が重要となる。市区町村はどうか？千代田区でさえまだ先延ばしが現状だ。
新しい議会になった。七名の新人議員も誕生した。新しい議会に期待しよう。

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