瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

望月のころ

2023-03-07 21:20:52 | 随想
夜空を見上げたら煌々と月が照ってる。そういえば満月ですね、今日は。で、本日3月7日は陰暦では2月16日。今日は如月の望月ってわけで、西行の歌を思い出す。願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ「春死なむ」ですかあ。あたくしもいつかは死ぬんでしょうけど、正直なところピンときませんなあ。死ぬその時まで、自分が死ぬことに実感がなく、死んだら死んだで「死」を認識する主体であるあたくしは死んじゃってる . . . 本文を読む
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イデア論じゃなくって、ただの妄想

2023-03-04 09:53:00 | 随想
「人はその在り方によって住む世界がさまざまですからね」ってなことを先に書きましたが、この「在り方」ってぇのは価値観だったり存在意義だったり生きることの捉え方だったりってくらいの意味であたくしは書いているんですが、そういう「在り方」が違っていれば「住む世界」が違うとはいうものの、この「現実」に住んでいるということに変わりはないわけでして。この「現実」の見え方がそれぞれの人で違うから「住む世界」が違う . . . 本文を読む
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内に在る「何か」(前項のつづきのようなもの)

2023-03-01 15:20:00 | 随想
自分と向き合わない人のことを前項で書きましたが、そういう人はまた「自分の嘘」にも当然気がつきませんよねえ。自分が自分に嘘をつくなんて考えもしないでしょう。人は自己保身をするものです。それは地位とか利益を維持したいってぇ場合だけでなく、自画像を守りたいって場合もあります。自尊心ですね。自尊心を傷つけないために自分はそんな人間じゃないって思いたい。そんなときには保身のために自分に嘘をつく。嘘をつくって . . . 本文を読む
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