川上弘美「大きな鳥にさらわれないよう」(講談社文庫 2019年)
まだ読んでいる最中なんですけどね。気になる言葉が出てきたものですから。
おれは、生きてることの意味について考えたことなんて、めったにないよ。だって、おれは現に生きてるんだもの。その意味を考えるより、生きてること自体からあらわれる、もっと具体的なことを考える方が楽しくないか? たとえば、研究所のれいの知り合いのように、食べることが . . . 本文を読む
追記ってえますか、以前の記事の紹介ですね。
前項で「悩まない」って話をしましたが、「悩んでも仕方がない」って記事を以前に書いていたのを見つけましたので。
https://blog.goo.ne.jp/cdt63430/e/ea90e84dd8a497c3b161b21c507a4544
これはこれでひとつの考え方ですね。って、なんだか他人事(ひとごと)みたいなモノ云いですけど、過去の自分なんて . . . 本文を読む
杉浦日向子「うつくしく、やさしく、おろかなりー私の惚れた『江戸』」(筑摩書房 2006年)
以前にもこの本のことを書いた記憶があります。記事を遡ってみたら昨年11月の投稿。このとき読み始めたところで、そしていまだ読み終わってない。1冊読むのにどんだけかかるのんって話ですが、ま、あわてないあわてない。ひとやすみひとやすみ。ってなアイキャッチのアニメがありましたねえ。急いだからってどうなるもんでもあ . . . 本文を読む
古今亭志ん生 (5代目)は、りん夫人との縁談話に対し、「かせぎもないし、財産もないし、着るもんだってありゃァしないよ。江戸時代にいた林子平てえ人の親戚みてえなもンだよ」と念を押した。
とWikipediaにあります。出典は「びんぼう自慢」。「びんぼう自慢」は若いころ読んだことあるけど憶えてないなあ、この部分は。ま、この部分に限らず内容は憶えていませんけどね。
で、Wikipediaのどの項目を読 . . . 本文を読む
保坂和志「残響」からは離れてしまって勝手なこと書いてますが、ご容赦を。
で、似たようなことを考える人々の末席にあたくしもいまして、全部ここにあるんだろう、なんてやっぱり考えるわけです。あたくしは記録とか記憶じゃなくて最初から手札は揃ってるって感じですかね。その手札を私たちは1枚1枚開けている。こういう言い方も、やはり記録や記憶とおなじなのかしら。ま、どっちでもいいんですけどね。
私たちは物質世 . . . 本文を読む