![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/81/d86f9bfb98f6ccf4366f18092de46d11.jpg)
「石田徹也展」、練馬美術館の展示に行きそびれた!
って思ってたら、
浜松美術館でやるっていうポスターを見かけたので、行ってきました。
石田徹也展と静岡県ゆかりの画家 @浜松市美術館。
2005年に、踏切事故で31歳という若さで亡くなった石田さん。
その後、NHKの新日曜美術館で紹介されて若い人の心をつかんだなんてよく紹介されていますが、
私もそれで彼の作品を知った一人です。
武蔵野美大時代から亡くなるまでの作品を年代順に紹介した展示です。
うつろな目をした男の人が機械や日用品と合体して、
大量生産、匿名性、そんな社会に埋もれているサラリーマンみたいな絵が有名ですが、
末期には、そんな社会風刺的な意味は薄れて、
もっと、モチーフのありえない組み合わせを楽しんでいる感じでした。
表現したいことを示すための組み合わせ方の発想がものすごいのですが、その発想(アイディア)だけではなく、
それを、細密な描写で表現してしまうのがすごかったです。
初期のうつろな目をしたサラリーマンの作品では、
全てに共感できるわけではありませんでしたが、
「燃料補給のような食事」と、「引出し」という作品は見ていて胸が痛かったです。
(作品のいくつかは、石田さんのHPで閲覧することができます。)
それにしても、アルバイトと睡眠時間以外は絵を描き続けていたという石田さん。
そんなにも表現することにすべてを捧げられるのが、すごいなぁと思いました。
**********************************************************
「石田徹也展と静岡県ゆかりの画家」
場所: 浜松市美術館
期間:4月18日(土)~5月17日(日曜日)
休館日:4/20・4/27・5/7・5/11
開館時間:9時30分~17時
浜松市立浜松市中区松城町100-1
TEL 053-454-6801
料金600円 高校生・大学生・70歳以上400円
その他団体割引あり
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます