物というのは、一つ壊れると次々に壊れるものらしく、エアコンが壊れたばかりだというのに、今度はパソコンのサウンドが怪しくなりました。パソコンにはヘッドフォンを繋ぎっぱなしで動画や音楽を聴いています。動画や音楽を聴くときに、所々で音飛びがします。その箇所は常に一定のようです。パソコン自体は購入後1年半くらいなのでまだ新しいものです。
ヘッドフォンは2002年に秋葉原で購入したゼンハイザー(HD 580)で、20年近くひたすら愛用しています。別の新しいヘッドフォンでも聞いてみましたが同じ症状が出ます。なぜだろう、どうしよう。
ここからは簡単にまとめます。
Ⅰ 症状
(1) パソコンの背面ジャックにヘッドフォンを接続しているヘッドフォンで聞いている場合だけに音飛びが発生する。
(2) パソコン前面の内蔵スピーカーからの音は音飛びせず正常に聞こえる。
※ ヘッドフォンを別のオーディオ・システムに接続してCDを聞く場合は正常に聞こえる。
※ 異なるヘッドフォンで聞いても症状は変わらない。
Ⅱ 仮説
(1) パソコン側ジャック関連部品の不良又は不具合。
(2) パソコンのオーディオ関係のソフトの不良又は不具合。
(3) 上記が相関した不良又は不具合。
(4) 動画チャンネルのシステム障害か家庭内無線LANにかかる不具合または通信障害。
Ⅲ 対応
(1) ジャック穴への刺激(昭和式(笑)でぐりぐりしてみる)→復旧せず
(2) 眼鏡用レンズクリーナー液(取り敢えずの思い付き)を綿棒につけジャック穴に塗布する→効果なし
(3) CRC556を綿棒につけジャック穴に塗布する→効果なし。時間をおいたらサウンドが復旧。(今回は翌日、正常に戻っていた)
*
ということで、直っちゃいましたと言う他はない結果になりました。
結論としては、
(1) ジャック系統の物理的な障害ではないものの、汚れあるいは異物などによる一時的接触不良が考えられる。
(2) レンズクリーナー乃至CRC556の成分のいずれか、あるいはその両方の成分による相乗効果が働いたと思われる。
(3) 動画チャンネルの障害等については不明。
という、曖昧さを残したものになりました。
(1)と(2)のどちらかも切り分けられないし、(3)についても可能性としてはあるもののいつも同じ場所で発生していたので可能性としては極めて低いと思われます。
とにかく直ってよかったね、と言う他ありません。すっきりしませんが。
で、今のところはヘッドフォンで正常に聞こえているのでよしとし、今後の経過を見守ります。同時に、故障の再発リスクが物理、ソフト両面で残されていることを考え、ワイヤレスヘッドフォンの購入を計画することにしました。ちょっと短絡的ではありますが(笑)。
ああ、定年後も何かとお金が掛かるものです。∎
チェック用に使った動画がこれです。チェロは音が低いし、ピアノは元々音が途切れる楽器だからヴァイオリンが適当だろうと選びました。モダンで巧みな演奏です。画面下に出てくるシンクロ写譜?のような楽譜が面白く音飛び判定を忘れてしまいそうでした(笑)。しかし、楽譜のお陰で音飛びの位置が特定できた面もあります。お世話になりました。
Paganini Caprice No.24 -Ayako Ishikawa-