今日はスポーツの日ですが、鉄道の日でもあります。
明治5年(1872)10月14日に新橋~横浜間に日本最初の鉄道が開業、蒸気機関車に牽かれた列車が走った日とされます。
その後、時代の要請から鉄道は急速に路線を伸ばしていきます。当時はほとんどが会社線でしたが、その後国有化されました。その間、軌間や連結器の一元化等が行われて発展の道を辿りました。
やがて、戦争、敗戦。鉄道は復興の輸送を担い続けてきましたが、国鉄は分割民営化され現在に至ります。すでに蒸気機関車の姿はなく、新幹線は地方にも路線を延伸しました。一方で、社会や輸送の形態が変わり、地方の赤字路線廃止も珍しいことではなくなりました。
これからの鉄道はどう変化していくのでしょうか。
上は、開業50年を祝って大正10年(1921)に行われた鉄道五十年祝典の記念として鉄道省が作成した絵葉書のうちの1枚です。
宛名面に「創業当時の品川八ツ山付近/井上鉄道頭と旧新橋駅」とあります。
当時はイギリス製の蒸気機関車(1Bタンク機関車)にマッチ箱のような2軸の客車を牽かせたようです。
なお、同時に鉄道博物館が開設され、翌大正11年には鉄道記念日が制定されています。∎
お知らせ
しばらく前に、家の書類を整理するために、眠っていたファイルや書類を掘り起こしました。その副産物として、行方不明と思っていた汽車の写真が若干出てきました。バラのままだと思っていたのですが、アルバムに整理されていました(忘れていただけかも)。
例によってデータがなく、いつ撮ったのか分からず、内容もよいとは言えない写真なのですが、今となっては少しは貴重なものと思い、公開することにしました。
痛みもありますのでデジタルで補修ののち、近々、不定期でご紹介していければと思っています。