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トリバガ

2019年09月23日 | ぼくの博物誌

 分からなかった昆虫の名前がまた一つ分かりました。トリバガとは面白い音ですが、鳥羽蛾と書き、鱗翅目トリバガ科(Pterophoridae)の総称で、小さな蛾の仲間です。翅の長さが15~20mm程度と小さいので蛾とは思えず名前も分かりませんでした。今日は思い付きで「飛行機の形に似た蛾」で検索してみてようやく正体が判明しました。

 止まっているT字形の姿は蛾や鳥というよりも高翼単葉式飛行機に似ています。直線的な主翼、細い胴体は大戦中の三式指揮連絡機を思い起こさせます。最初に見かけたときは1/700位のプラモデルかと思いました(笑)。こういう造形をする自然の多様性に驚かされます。

 今日のお客さんは、エゾギクトリバ(Platyptilia farfarella)のようです。幼虫はエゾギク、キンセンカなどのキク科植物の葉を食害するようです。北海道から本州、四国、九州にわたって広く分布していますから、それほど珍しい蛾ではないのですね。

Nikon D500/AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G


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