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ほしよりこ著『僕とポーク』を読む

2010年09月24日 | 折々の読書
  
今週読んだたった1冊の本,ではなく漫画本。買ったのではなく,娘の本を借りて読んだ(笑)。しかし,この漫画はあなどれない。深いものがある。
絵は下手だが当を得ている感じの絵だ。見る眼は鋭く描く手は優しい。そんな感じだが,それが何とも言えない存在感を示していて和める。

夫婦と子供の何ともない関係の話,目的を逸脱して豚を育て続ける子供の話などなのだが,不可思議だがリアリティがあり,現実的であるがあり得ないような話。それが妙に共感を覚えさせてくれる。吹き出しの話し言葉も文学している。面白いと思う。

■ほしよりこ著『僕とポーク』マガジンハウス,2007年12月刊.


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