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イギリスの汽車

2010年09月23日 | 折々の読書
  
昨日は日本の汽車の時代を懐かしんだ。今日はイギリスの汽車。
どこにでも働き馬がいた。イギリスでも客車や貨物列車を牽いた機関車は煤まみれであったようだ(写真参照)。磨かれて特別な列車を牽いた機関車はそう多くはない。と,偉そうに書いてしまったが手元の数冊をみた限りだから正確な話ではないのでお許しいただきたい。

今,見ているのはイギリスの田舎の古本屋で買ったその名も『英国の蒸気機関車』(1950-60年代の写真が主)。我々は機関車トーマスのようなカラフルで磨き抜かれたSLを想像しがちだが,ここには普通の顔の機関車が登場する。あまり格好よくはないが,生き生きとした存在感が感じられる。

しかし,大量に存在する機関車達も様式が変化するとたちまち消えていく。つまり,エネルギーの革命的変化である。それは古いエネルギーに依存するものを有無を言わさず跡形もなく消してしまう。音楽では,隆盛を誇ったガンバ属やリコーダー属が社会の変化によって絶滅してしまったのと同じだろう。と前回と同じような落ちになってしまった(笑)。

■F. G. Cockman, British railways' steam locomotives. Second ed. (History in camera) Shire publications, 1990.

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