ヤメロっと言われても♪

「タバコを吸っている人にやめてもらうには、どういうふうに言ったらいいですか?」


喫煙防止授業のあとの質問時間、小学5年生男子児童から。

「タバコを吸っている人」とは、おそらく家族のこと。

彼からは２つめの質問だ。

ひとつめの質問は、「タバコをやめる（外来のある）病院はどこですか?」だった。



『君はなんて言おうと思ってる?』


時に、子供からの質問には質問で返す。


別の子から「やめろ!って言う」と発言あり。

すると、当の彼は、「（さっき教わったように）色々なタバコがあるように見えるけど、中身はみんな一緒なんだよって話す」と言う。


『うん、それはいい話し方だね。　そうすると、えーっ、知らなかったーって、きっとビックリされるかもね。』


『いきなり、やめろって言われても簡単にはやめられないのがタバコだから。それよりも、今日勉強したことを、おうちの人によーく話してあげてください。愛情を込めてね（笑）。そうすると、悪いのは知ってるけど、やめられないんだよって話になるかも。そうしたら、やめられるお薬のこと教えてあげてね』


「ああ（なるほど）。そうすればいいのか」と質問してきた彼の納得顔が印象的だった。