ラフマニノフ チェロソナタ第３楽章

今日、チェロの発表会で弾いた曲。
この曲、めっちゃくちゃ、好き！
どのくらい好きかというと、「遺伝子レベル」で好きなんよね。

「音楽する」ってさ、あえて動詞にするけど、自己表現以外の何者でもないと思うのよ。
で、この曲はワタシが自己を表現するのに、今、最も適した曲なんじゃないかと思うのね。
悲しいときにはその悲しさを、楽しいときにはその楽しさを何倍にも増幅させてくれる・・・
最近この曲を弾いていると、必ずといっていいほど、ゆでダコみたいに体がほてるのよ。
あっ、更年期ぢゃぁないと思うけど。
そうじゃなくて、アタシの細胞のひとつひとつが同調して、ぶるぶると振動して、熱を発している・・・みたいな感じかな。

不思議とこの曲に対しては具体的なイメージはまったくないのよ。
好きな曲は他にもあるけれど、こんなふうに奥深いところで悦びを感じられる曲は他にはないなあ。
ラフマニノフさん、恐るべし。

今日の本番では、弾いている最中、あまりの快感に泣きそうになっちゃった。
泣いちゃうほどの快感・・・音楽やってて、では初めて。

首や肩はパンパン、慣れないヒールの高い靴で、足には靴擦れ、パーティーで飲んだワインがさめかけて頭痛がするけれど、よくがんばったと、めずらしく自分を褒めたい気分。