ワクチンの集団接種支援をしているNK市では、60歳以上枠の2回目にさしかかっており、先週は17歳の子供たちが何人か保護者と一緒にやってきていた。
受験を控え、希望する高校生には、優先的に接種するという考えで、ここでは動いているのだ。
10月からは、12歳以上に枠を広げるとのことで、その際に「子供レーン」を設けるから、そこでの問診業務を担当してくれないかと頼まれた。
地元では、子供への接種にあまり積極的ではない考えをお持ちのドクターが多く、対応に困っていると、担当者が名刺を持ってわざわざ相談にやって来た。
今回のワクチンがこれまでのような生ワクチンや不活化ワクチンではない、mRNAワクチンという新しいタイプのものであり、傍目には急場しのぎに作られた印象を持たせてしまっていることで、医療者でも少なからず不安を持っている人はいるのだろう。
それに「mRNA」とか「遺伝子」という言葉のせいか、妊娠できなくなる、奇形が生まれるなどといったデマが、特に若い人たちのあいだで一時期広まっていたという。
接種の際の問診業務では、疑問に対して真摯に答え、いかに不安を取り除いてあげるか、ということが重要であると感じている。
安心すると、接種直後の動機や息切れ、しびれ感などの反応の予防にもなる。
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