かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

エストロゲンの減少

2013年11月17日 | 今日こんなことが
数年前に招かれて講演をしたことのある女性医師の会で、今回は「更年期障害と更年期うつ病」について、大学の産婦人科教授先生の講演があるというので、聴きにでかけた。

もちろん、どちらかというと、日常診療に役立つ情報を得るというよりも、自分自身のために・・・(苦笑)


閉経を中心に、前後約10年間くらいの期間を更年期という。
最後に月経があったあと、1年間無月経であると、閉経と判断される。

いま、日本女性の閉経年齢の平均は50.5歳なのだそう。

更年期に入ると、女性ホルモンが減少するので、それまでと違って、色々な変化がおこる。

更年期のホルモン分泌変化によっておこる様々な症状が、日常生活をおびやかすようであると、更年期障害となるわけだけれど、他の病気を除外する必要があるので、単に「更年期だから」と片付けないほうがよい。


調べてみたら、ネットでも禁煙と同じくらい、更年期についての情報は多い。

自分にも、エストロゲンの減少によると思われる症状が、たしかにいくつかあるけれど、幸い今のところ、日常生活にそれほど支障は感じていない。


女性のからだにおこるホルモンの変化ということでは、思春期の時の身体の変化は劇的だった。
あの頃は、イライラもしやすかった。
けれど、変化そのものは、どちらかというとポジティブにとらえられていた気がする。

でも更年期の場合はどうだろう?
「年齢による衰え」という側面があるからね・・・
顔のニキビに一喜一憂するどころの話じゃない。


「エストロゲンが減少すると、シワが増えたり髪のボリュームが減ったりして、鏡の中の自分を見るのが嫌になり、気分が落ち込みますが、まずはその現実を受け入れるということが大切です」と教授先生。


そこで、さっそくポジティブ思考。

『変化するってことは、生きているっていう証拠。変化のない人生ほどつまらないものはない』


我ながら名言だな。


(今日の着物は、母からもらった弁慶格子の伊兵衛織りに、先日と同じ帯。半襟には若草色の紬着物のはぎれを使ってみたら、いい感じ)


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