かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

神業みてカツ!

2014年09月08日 | 気になる人々
昨日からテニスの錦織圭選手のUSオープン決勝進出の話題で世の中は盛り上がっている。

試合の様子を抜粋で見たけれど、彼の闘いぶりは、心技ともに世界王者を上回っていた。

勝利の神さまは錦織圭の上におわすようである。

その前の準々決勝では、相手選手も思わず拍手するようなトリッキーなショットも出現した。
そのショットをみて、なでしこジャパンの澤選手のワールドカップでのゴールを思い出した。

彼女の足にちょっと触れただけのように見えたあのゴールも、まさに神業(かみわざ)だった。


神業・・・自分の意思を超越して、あたかも神に操られているかのように身体が反応して為される業、とでもいおうか。

けれど、こういった神業は、決して彼らが天才だからでも、神がのり移っているからでもない。

幼い頃から日々絶え間なく、ずっと続けてきた地道な基礎鍛錬の賜物なのだ。


最近、軒並み日本人が入賞しているローザンヌ国際バレエコンクール。

以前テレビで中継を見たことがあるが、解説者が踊りと音楽との関係の色々な深い話をしていて面白かった。

そのなかで、「こういうところに、日々の基礎練習の成果が出るんですよ」と言っていたのが印象的だった。

華やかな舞台だけ見ているとわからないけれど、トップバレリーナたちも毎日基礎練習に明け暮れているのだそう。


絵画の世界でも・・・

一見、心の赴くままに自由に描いたように見える抽象画も、何枚ものデッサンが重ねられて、作り出されているのだという。

考えてみれば、当たり前のことであるのだけれど、超有名な抽象画家が描いた人物や静物のデッサンをみると、「めっちゃ上手い!」と感動する(笑)


中学生のころ、前衛的なジャズ演奏家が、バッハやモーツアルトを(自分よりも)上手に弾けることに正直驚いた。


憧れの人を目指して頑張っている子ども達には、いかに基礎練習が大切かを知ってもらって、これからも夢に向かって頑張ってほしい。

と同時に、アタシも基礎練習を怠るんじゃないぞと自分にカツを入れた次第であ~る。
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