着物を着るようになってから・・・と思っていたが、落語を聞くようになったきっかけは、喫煙防止教室だったような気がする。
プレゼンテーションの極意を学ぶのには、落語はすごく良い教材だと思ったのだ。
学びそのものを楽しむのならば、古典落語を噺家別に聴き比べると面白い。
クラッシックの名曲を、指揮者、オーケストラ別に聴き比べるのと似ている。
昔は師匠の語りによる伝承形式が行われていたかもしれないが、楽譜があるのと同じように、伝統芸を継承していくために、現代ではテキストなるものが存在しているのではないかと想像する。
喫煙防止教室のスライドに、自分の語りを台本のように書いて、解説書を作成し、コロナ禍以降、顔見知りの養護教諭のみなさまにお配りしている。
その資料を使用した授業の様子を「参観」する機会が何度かあり、改めて落語のことを思い起こした。
同じ教材を使って授業するにも、先生によってうまい下手があるのである。
聞いている子供たちに伝わるように、じょうずに語っている先生は、しっかりと自分のものにしていらっしゃる。
いっぽうで、まだ解説書を棒読み状態の先生もいらっしゃる。
継承には、もう少し時間が必要であるけれど、授業後の子供たちとのやりとりで、しっかりとメッセージが伝えられれば、まずは良しと思っている。
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