かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

病気です

2006年07月30日 | サポーターの心得
最近興味があるのが音楽界の喫煙率。
小沢征爾さんは一時、気管支炎等で体調を崩され、最近になって活動を再開されましたが、禁煙したのかなあ?
シノーポリという指揮者は、若くして心臓麻痺で亡くなりましたが、彼も喫煙者でした。

我がオーケストラのトレーナーのさとう先生は、芸大の講師。
しばらく学校の先生を経験してから芸大に入りなおしたそうで、元教師らしく、その指導はとてもわかりやすく、かつ辛抱強く指導してくださいます。
今や、我がオケにとっては、なくてはならない存在です。

そんなさとう先生、タバコを吸われるのです。
練習前や休憩時間に、喫煙所でよく一服していらっしゃいます。
以前から気になっていたので、今日タイミングを見計らって話しかけてみました。

『せんせい、ニコチンパッチよく効きますよ』

「えっ?それってもしかして禁煙しろってこと?タバコってやめたほうがいいのかなあ?」

(さすがにストレートに丸響のために長生きして欲しいですからとは言えず・・・)

『一日一枚、からだのどこかにシールを貼るだけなんですよ』

「そんなのでやめられるの?」

『ハイ。試してみてください。なんで吸いたくないんだろうってみんな不思議がります』

「薬局に売ってるの?」

『病院に行かないとダメなんですけど、保険が効くんで、2ヶ月間のタバコ代より安い治療費でやめられるんです』

「俺って病気なの?」

『病気です

さとう先生がタバコやめたらどうなるんだろ?ってふと考えました。
きっと休憩時間なしにぶっ続けで練習するようになるだろうなあ。
それはそれでちょっと勘弁









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2 コメント

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タクシー (usaking)
2006-07-31 14:29:45
今日、タクシーに乗っていたら、業務連絡の無線が入っていました。

「明日8月1日から、○○大学病院の車寄せには、

禁煙車のみが配車可能となります」

病院内が禁煙なら、行き帰りのタクシーも禁煙だと嬉しいですね。

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Unknown (cellopy)
2006-07-31 23:51:06
すばらしい!

これで禁煙タクシーがまた増えるといいですね。



禁煙化では遅れをとっていた医療機関が、やっと世の中の役に立てるようになったということですね。
返信する

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