「久しぶりに先生の話が聞きたいです。色々相談もしたいです」
N市の保健師さんのTさんから連絡があり、健康福祉センターへ。
雪がちらついていたので、車はやめて、電車にしようかと考えていたら、自宅近くのバス停から直通で行ける路線バスがちょうどいい時間にあることを教えてもらって、約1時間のプチバス旅行。
10年間、N市すべての小中学校をまわって、喫煙防止教室を行った。
2020年度からは、保健師さんたちにすべて引き継いだ。
今でもTさん他、かつてお世話になった保健師さんたちが主導し、市内の全学校で保健師出張による授業が続けられている。
集まったのは15人ほどの保健師さん、助産師さん、そして栄養士さんたち。
それぞれの持ち場で、禁煙指導する機会があり、対応に苦慮することも多いという。
話を聞くと、苦労の種は、いまも昔もあまり変わっていない。
後継者養成講座の需要はまだあるのだと実感した。
喫煙防止教室で使っている「タバコは毒ガス」という合言葉に、学校側から難色を示され、授業スライドから削除を検討したこともあったという。
「(医師である)先生のお墨付きですと学校の先生たちには言っているのですが····」
実際のところ、彼女たちの基礎知識不足が説得力を弱め、自信のなさを醸し出してしまっているのかもしれないという印象を受けた。
なぜ「タバコは毒ガス」と子供たちに教えるようになったのか?
これ以上良い例えかたはないと思って、私はずっと使ってきたので、今さら改めてどうしてか?と聞かれて、ちょっと困ってしまった。
タバコ煙に含まれる270種類もの有害化学物質は、その9割がガス成分なので、まさに毒ガスじゃん!と思いついて、以来そう言うようになったことを帰宅してから思い出した。
ちなみに残り1割は、粒子成分、つまり粉塵系なので、空気清浄機のフィルターで除去できるのは、有害化学物質の1割程度ということになる。
Tさんとは研修会のあと一緒に食事をしながら、色々とプライベートなことも話ができて、楽しかった。
私と雰囲気や性格が似ているというTさんのお姉さんが一昨年、マッチングアプリで知り合ったアメリカ人と結婚されたという。
アラフィフで、独身主義者と家族に思われていたのに、付き合い始めて4ヶ月後くらいのスピード婚にびっくりしたというが、私から国際的コイバナを打ち明けられて、ビックリ·ハッピーな気分になってもらったようであった。
縁は奇なもの?!
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