犬がらみ人生

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コリネバクテリウム・ウルセランス

2011-02-06 | 日記

先日の研修でズーノーシス(人畜共通伝染病)の報告もありました。


現在騒いでいる「鳥インフルエンザ」については、ほんの少しだけ。

高知県でも水鳥に出たので、愛媛もやばい状況にあると。

あと、人に感染した場合、アジアの各国での報告では

50%とかの結構な致死率を示していました。

今日の新聞の投稿欄で中学生(だったかな?)の方が

「鳥が感染したと言うので大量殺処分はおかしいのではないか?

 人間だったらワクチンとか治療薬とかすぐできるのに、可愛そう・・・」と。


まぁ、良くある意見ですね。

鶏肉や鶏卵などの経済的ダメージだけだとそういう見方になってしまいますが

でもやっぱり人に感染した場合の致死率を見ると

あまり悠長なことを言ってられない気もします(>_<)

多く感染することによってウィルスは変異しやすいですし。

変化して人から人に感染するようになったらそれこそ大パニックになりそう。


「死んだ野鳥をみつけても、触らないように保険所に連絡!」

「鳥を飼っている方は野鳥との接触がないように気をつけること!」

とのこと。



それと、もうひとつ。

コリネバクテリウム・ウルセランスという言葉聞いたことありますか?

ジフテリア・・・と言う言葉は聴いたことありますか?

同じ属の細菌らしいです。

それが愛媛県のイヌ・ネコからも検出されたそうで。

飼われている犬や猫などが咳やクシャミ、

鼻水などの風邪様症状、皮膚炎、

皮膚や粘膜潰瘍などを示しているときは、

早めに獣医師の診察を受けるようにしてください。

また、こうした犬や猫に触る場合は、手袋やマスクをし、

触った後は手洗いなどを励行してください。】


軽症の場合ちょっと気が付きにくい症状ですね