僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
- 高村光太郎 『道程』-
息子の高校の卒業式で 校長先生からの祝辞の中に
ルネ・デカルト(フランス哲学者&数学者)の
『方法序説』からの引用がありました。
数学の問題なら また時間を置いて考えるということも可能ですが、
これからの人生においては ほとんどの場合
即座に回答を求められ 行動に移すことを強いられることの方が増えてきます
もし? 森の中で道に迷ったならば、
そこに立ち止まって何も行動しないよりは
とりあえずの道を定めて 信じてその道を進む方が良作である
誰もはじめは 自分の選択が正しいかどうか? などはわかり得ない
しかし、信じて進むのと同時に
やがて行き着く頃には 『この道は正しかった』と確信が持てるような
努力を惜しまないことだ
といった意味のお話でした。
卒業とともに母校から羽ばたいて行く生徒たちへの
心のこもった餞の言葉に感動しました。
まさしく 僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
新たな道への一歩を踏み出さん いざ!
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「和魂洋才」・・・Web参照
●日本古来の精神を大切にしつつ、
西洋からの優れた学問・知識・技術などを摂取・活用し、
両者を調和・発展させていく
●日本人が伝統的な精神を忘れずに西洋の文化を学び、
巧みに両者を調和させること。
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