お2階のコーギー

コーギーのアンディーのお出かけや普段の様子について書いています。

②鼻腔内腫瘍・脳炎の診断~治療方法の迷い

2016年07月11日 00時04分28秒 | 鼻腔内腫瘍
症歴経過:
1年まえよりびっこ
5/30 鼻血
6/21 キャミックでCT
6/27 鼻腔内に腫瘍 この日よりプレビコックス(非ステロイド)を服用開始
  その後、日に日にジャッキーの体調は悪くなりました。
  この期間 鼻血、鼻水の症状は出ませんでしたが
  そわそわして寝付けなかったり、自力で立ち上がれない日があったり
  脚を引きずって歩くようになってきました。
 
 
さて昨日の大学病院での事ですが 
問診では2時間半も費やしました。
 
治療の方針を決めるまでは
夫も私も最後の最後まで出来る事であれば
より一般的な治療の方法である患部の切除を行ってから
放射線の治療へと進みたかったのですが
ここ数日、ジャッキーは日に日に元気がなく、
もうこの後どれだけ手術をやって
放射線治療をどこまで体力が続くか自信がなかったし
下手をすると放射線治療が最後までもたないかもしれないと思ったので
とりあえず放射線治療ということで
道を選択をして 同日に第一回目の放射線治療を決断しました。
 
担当医師が火曜日と木曜の出勤のようで
週2回 計13回の治療計画をたてました。
 
そしてこの日すぐに、鼻のCT、念のために頭のMRIを撮り 、放射線を当てることになりました。
 
けれども
回一連の診察結果を受けて CT、MRIを撮った結果、脳に炎症があることが分かりました。
で、脳せき髄液を採取した結果、これはどうもやはり脳炎であるという診察が下りました。
脳炎であるという事は
脚がびっこを引く、右耳の傾き、右唇の垂れ元気のなさの原因は脳炎が原因であると推測されると
 
MRIの画像を見ると前回4年前に脳炎になった時の画像と比べていくらか軽いと。
であれば今後ステロイド剤を今後投与することによって
おそらくは前回同様ステロイド剤を飲んでいる間は脳炎の症状が治まるであろうと予想されます。
すなわちステロイド剤を飲めば日に日に元気がでてくるであろうかと思います。
 
元気が出てくれば 鼻のガンに対しても 根本的な治療法であ手術で切除→放射線という選択肢が
新たに考えられるのでは?と。
 
 
で、昨日は第一回目の放射線治療はスタートしてしまいましたけども
改めてまずはステロイド剤で元気をださせて
そのうえで手術で切除→放射線治療と進むべきなのか
ここでまた迷いが生じてしまいました。
 
まだ一度しか放射線治療はやっていないので、放射線の治療を一旦中断して
改めて手術して切除してから放射線にしたほうが
より効果のある治療が得られるんじゃないかな?と思えるようになりました。
 
かかりつけのHどうぶつ病院のM医師によると
切除しないで放射線治療と 切除して放射線治療とでは
存命期間があまり変わらないということであったけれども
大学病院の先生は切除をして放射線というデータはあまりない、
との事なので
出来る事なら定石の治療を行いたいかなと考えるのですが。。
 
ただ、ジャッキーが体力的にはもったとしても、鼻の手術というのはとても大変だと思われるので
鼻血が続く、痛い思いをする、など
そこまでの手術をしてまでもジャッキーに存命期間を長くしてもらうというのは
いささか気の毒だけれども、元気が出てくるのであればそういう選択肢をしてもいいのかな?
そういう選択をしてもいいのかなというよりも するべきなのかな?、という風に思えるようになってきました。
 
そこでどうしたらよいのか未だに悩んでいる状況です。
 
大学病院の先生は「切除せずに放射線を当てるのはそれなりの効果があるけれども
やっぱりある程度の再発の可能性としてはかなりあります。
全部がデータがとれていないので何とも言えないけれども
半年から一年後に再発する可能性がかなり高いです。」とおっしゃっていました。
 
であれば少しでも再発の可能性を低くする治療法を・・
苦しいけれど手術を体力が回復してきたならば選んでの良いのかな、という気持ちになってきました。
 
 
 
(放射線治療をやる!と)決める前は脳炎で元気がないというのが分かってなかったから
ジャッキーが非常に元気がないので 選択の余地がなかったのだけれども
今後ステロイド剤で元気が出れば
そういう選択肢をとるべきなのかなと迷いが生じてきました。
 
続く
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b 鼻腔内腫瘍・脳炎の予兆~診断まで 後編

2016年07月11日 00時00分38秒 | 鼻腔内腫瘍
後編:
 
え~っ?大学病院ですか?っと私たちがびっくりしていると
放射線機は高電圧(メガボルテージ)放射線と常電圧(オルソボルテージ)放射線の二種類があるらしく
高電圧のメリットは、深くまで放射線が届くため、
頭骸内、鼻腔内、胸腔内、腹腔内など深部の腫瘍にしっかりと攻撃できます。
また、放射線のエネルギーピークが体の表面でなく、
当てた部位の2-3cm深い部分でピークを向かえるため皮膚表面や体表直下の骨などに障害を与えづらくなります。
(といっても放射線障害はでるものはでちゃいますが)
それに対し、常電圧だとエネルギーが少ないためほとんどが体の表面で吸収され、
手前に骨があるとそこにエネルギーが集中してしまい副作用をだしてしまいます。
常電圧でも確実に有効なのは皮膚の腫瘍か、
論文である程度効果がみとめられている鼻腔内腫瘍など限られたものです。
 
 
そして日本には高電圧(メガボルテージ)放射線治療を実施している施設は
北海道大学(北海道)
北里大学(青森県)
日本獣医生命科学大学(東京都) 
日本大学(神奈川県) 
日本動物高度医療センター(神奈川県)
麻布大学(神奈川県)
岐南動物病院(三重県)
岐阜大学(岐阜県)
大阪府立大学(大阪府)
九州動物医療先端研究所(鹿児島県)
山口大学(山口県) のみだそうです
          2016年7月調べ
 
6/27 H病院から大学病院に紹介状を出してもらって
7/5に日本大学送物病院に予約が取れました。
思っていたより早く予約がとれました。
 
受診日まで抗腫瘍効果のあるプレビコックス(非ステロイド系消炎鎮痛剤)と
リンパ節が腫れていたのでパセトシン(抗生剤)を飲んで受診日を待つことになりました。
 
 
 
10歳過ぎたワンちゃんは何か変わった症状がでたら
ガンや大きな病気から病名を候補にしたほうが良いと思います。
 
日々のワンちゃんのケアについても念入りに体をなでまわして
腫瘍がないか、できものがないかなど
それらを常に頭にいれながら付き合っていく必要がある、
とそう思いました。
 
 
コメント (6)
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