(2016/2/14)
あなたの雛人形を確認してみてください。
平成に入る前に購入された雛人形と
平成に入ってからの雛人形には、
大きな違いがひとつあります。
さて、それは何でしょう?
~~~~~
先日、デパートの雛人形売り場の人形たちを見て、
あれ? あれ、あれ、あれ?
どうして、このバージョンばかりなの?
と驚いたわけです。
~~~~~
(2016/2/22追記)
男雛さまが。。。。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
雛人形の男雛の冠の纓(えい)…以前は、垂れたものと立ったものがありました。
現在、売り場に並ぶ男雛の冠の纓は立ったものしか見つかりません。
2016/3/3 ★只今、画像更新中(順次UPします)
~~~~~(1)
~~~~~(2)
~~~~~(3)
~~~~~(4)
~~~~~(5)
*天皇の冠の纓(えい)が垂れずに立った状態になったのは江戸時代以降。
幕末の孝明天皇までは、立って弓なりにそった状態だった。
明治天皇は垂直、昭和天皇は再びやや弓なり。
孝明天皇
~~~~~
~~~~~平安時代
「源氏物語絵巻」の中で登場する装束はこのあたりかな?
(公家の衣装はむずかしいねぇ~)
公卿布袴
公卿冬束帯
公卿夏の冠直衣
公卿冬の直衣
公家姫君婚儀の装い
公家女房晴れの装い
院政時代の公家女房晴れの装い
~~~~~
~~~~~江戸時代
冬の束帯をつけた公卿[文官]
江戸時代前期の正装の公家女房
江戸後期・正装の公家女房
孝明天皇
~~~~~明治、大正、昭和
天皇 黄櫨染の御袍
皇太子 皇太子黄丹袍姿
皇族女子盛装
束帯纔著の姿
~~~~~
平成
皇太子殿下
常陸宮親王殿下
秋篠宮親王殿下
~~~~~
===================
↓(2016/3/3~3/4 更新中)
ぼちぼちやってます。w
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■一般社団法人日本人形協会
http://www.ningyo-kyokai.or.jp
■人形辞典
内裏雛(だいりびな)
親王(しんのう)
古今雛(こきんびな)
雛段飾り
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■日本の冠
・天皇の冠の纓(えい)の変遷
天皇の冠の纓=御立纓…御立纓の冠
*孝明天皇までは、直立せず、後ろに弓なりを描いてたわむ形式
*明治初期に直立
*大正天皇の着装写真は無し
*昭和天皇の纓はやや弓なり
*今上天皇(平成)はやや弓なり
天皇以下(以外)は纓をそのまま垂らした垂纓冠(すいえいかん)
*昭和 皇太子(今上天皇)
*昭和 常陸宮親王
*平成 皇太子
*平成 秋篠宮親王
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■江戸時代~明治~大正~昭和
*男雛の纓(えい)は垂れたものと弓なりに立ったものと両方ある
*天皇仕様の雛人形…衣装も冠も忠実に考証されたもの
明治23年(画像)御大礼雛 ※素晴らしい雛人形
*親王仕様の雛人形…衣装も冠も忠実に考証されたもの
昭和30年(画像) ※素晴らしい雛人形
~~~~~~~
*昭和の皇太子ご成婚記念の雛人形
冠は纓をそのまま垂らした垂纓冠(すいえいかん)
昭和34年(画像)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■平成~平成28年現在
*男雛の纓(えい)が、すべての御立纓になってしまっている。
*平成の即位の礼(御大礼)記念の雛人形
(画像)
*皇太子ご成婚記念の雛人形
(画像)
*秋篠宮親王ご成婚記念の雛人形
(画像)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★現在、売られている雛人形の男雛の冠の纓(えい)が、
すべて立った状態のものなのは何故か?
京都の老舗人形店(A)に尋ねてみました。
その答えは…
↓
京都の老舗人形店(A)曰く(いわく)>>>纓(えい)のパーツを作る職人が減って、垂れた状態のものが手に入りにくい。
★この答えは、その場しのぎのものですねw
男雛以外の人形には垂れた纓を付けたものがありますから。
~~~~~~
★さて、そこで今度は、人形師(B)さんが経営する販売店に尋ねてみました。
↓
京都の人形師(B)さん曰く(いわく)>>>*****
★天皇の冠の印の立った纓(えい)が
普通の雛人形だけでなく
皇太子や親王をかたどった雛にも
使われているのは何故?と尋ねたら、ややキレ気味に、、
↓
京都の人形師(B)さん曰く(いわく)>>>*****
★ということで、人形師(B)さんが教えてくれた人形協会へ尋ねてみた。
↓
■ 一般社団法人日本人形協会
http://www.ningyo-kyokai.or.jp
↓
人形協会 曰く(いわく)>>>*****
★どうやら、平成に入ってからは、なし崩し的に
男雛の纓(えい)は、立ったもので行こう!ってことになってしまったようです。
★その結果、実に奇妙な人形まで出回り始めました。
↓
変な人形>(画像)随身さんまで何故か「御立纓(天皇仕様)」
変な人形>(画像)平安時代の冠の纓を垂らさずに立ててしまった雛人形(ここの店主は纓の形の違いがわかっていない)
変な人形>(画像)リヤドロの雛人形リヤドロ
変な人形>(画像)天神さんまで何故か「御立纓(天皇仕様)」
※天神さん=菅原道真
http://image.rakuten.co.jp/miyage/cabinet/kakejiku01/t7216003-i.jpg
※天皇の冠の纓(えい)が「御立纓」になったのは江戸時代以降~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~更新、つづきはまた明日。。。
(リヤドロの日本人形は色あせしてるようで面白く無い)
男雛が仏像のような手をしています。(この年だけのポーズ)
お雛様、親王飾り、桃の節句 ひな壇飾り
私が子供の頃、お雛様の男雛はこんな感じでした。。
天皇の冠の纓(えい)が、
ピンと真っ直ぐに立ったものだと知ったのは
平成の即位の礼(御大礼)の時でした。
あなたの雛人形を確認してみてください。
平成に入る前に購入された雛人形と
平成に入ってからの雛人形には、
大きな違いがひとつあります。
さて、それは何でしょう?
~~~~~
先日、デパートの雛人形売り場の人形たちを見て、
あれ? あれ、あれ、あれ?
どうして、このバージョンばかりなの?
と驚いたわけです。
~~~~~
(2016/2/22追記)
男雛さまが。。。。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
雛人形の男雛の冠の纓(えい)…以前は、垂れたものと立ったものがありました。
現在、売り場に並ぶ男雛の冠の纓は立ったものしか見つかりません。
2016/3/3 ★只今、画像更新中(順次UPします)
~~~~~(1)
~~~~~(2)
~~~~~(3)
~~~~~(4)
~~~~~(5)
*天皇の冠の纓(えい)が垂れずに立った状態になったのは江戸時代以降。
幕末の孝明天皇までは、立って弓なりにそった状態だった。
明治天皇は垂直、昭和天皇は再びやや弓なり。
孝明天皇
~~~~~
~~~~~平安時代
「源氏物語絵巻」の中で登場する装束はこのあたりかな?
(公家の衣装はむずかしいねぇ~)
公卿布袴
公卿冬束帯
公卿夏の冠直衣
公卿冬の直衣
公家姫君婚儀の装い
公家女房晴れの装い
院政時代の公家女房晴れの装い
~~~~~
~~~~~江戸時代
冬の束帯をつけた公卿[文官]
江戸時代前期の正装の公家女房
江戸後期・正装の公家女房
孝明天皇
~~~~~明治、大正、昭和
天皇 黄櫨染の御袍
皇太子 皇太子黄丹袍姿
皇族女子盛装
束帯纔著の姿
~~~~~
平成
皇太子殿下
常陸宮親王殿下
秋篠宮親王殿下
~~~~~
===================
↓(2016/3/3~3/4 更新中)
ぼちぼちやってます。w
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■一般社団法人日本人形協会
http://www.ningyo-kyokai.or.jp
■人形辞典
内裏雛(だいりびな)
親王(しんのう)
古今雛(こきんびな)
雛段飾り
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■日本の冠
・天皇の冠の纓(えい)の変遷
天皇の冠の纓=御立纓…御立纓の冠
*孝明天皇までは、直立せず、後ろに弓なりを描いてたわむ形式
*明治初期に直立
*大正天皇の着装写真は無し
*昭和天皇の纓はやや弓なり
*今上天皇(平成)はやや弓なり
天皇以下(以外)は纓をそのまま垂らした垂纓冠(すいえいかん)
*昭和 皇太子(今上天皇)
*昭和 常陸宮親王
*平成 皇太子
*平成 秋篠宮親王
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■江戸時代~明治~大正~昭和
*男雛の纓(えい)は垂れたものと弓なりに立ったものと両方ある
*天皇仕様の雛人形…衣装も冠も忠実に考証されたもの
明治23年(画像)御大礼雛 ※素晴らしい雛人形
*親王仕様の雛人形…衣装も冠も忠実に考証されたもの
昭和30年(画像) ※素晴らしい雛人形
~~~~~~~
*昭和の皇太子ご成婚記念の雛人形
冠は纓をそのまま垂らした垂纓冠(すいえいかん)
昭和34年(画像)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■平成~平成28年現在
*男雛の纓(えい)が、すべての御立纓になってしまっている。
*平成の即位の礼(御大礼)記念の雛人形
(画像)
*皇太子ご成婚記念の雛人形
(画像)
*秋篠宮親王ご成婚記念の雛人形
(画像)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★現在、売られている雛人形の男雛の冠の纓(えい)が、
すべて立った状態のものなのは何故か?
京都の老舗人形店(A)に尋ねてみました。
その答えは…
↓
京都の老舗人形店(A)曰く(いわく)>>>纓(えい)のパーツを作る職人が減って、垂れた状態のものが手に入りにくい。
★この答えは、その場しのぎのものですねw
男雛以外の人形には垂れた纓を付けたものがありますから。
~~~~~~
★さて、そこで今度は、人形師(B)さんが経営する販売店に尋ねてみました。
↓
京都の人形師(B)さん曰く(いわく)>>>*****
★天皇の冠の印の立った纓(えい)が
普通の雛人形だけでなく
皇太子や親王をかたどった雛にも
使われているのは何故?と尋ねたら、ややキレ気味に、、
↓
京都の人形師(B)さん曰く(いわく)>>>*****
★ということで、人形師(B)さんが教えてくれた人形協会へ尋ねてみた。
↓
■ 一般社団法人日本人形協会
http://www.ningyo-kyokai.or.jp
↓
人形協会 曰く(いわく)>>>*****
★どうやら、平成に入ってからは、なし崩し的に
男雛の纓(えい)は、立ったもので行こう!ってことになってしまったようです。
★その結果、実に奇妙な人形まで出回り始めました。
↓
変な人形>(画像)随身さんまで何故か「御立纓(天皇仕様)」
変な人形>(画像)平安時代の冠の纓を垂らさずに立ててしまった雛人形(ここの店主は纓の形の違いがわかっていない)
変な人形>(画像)リヤドロの雛人形リヤドロ
変な人形>(画像)天神さんまで何故か「御立纓(天皇仕様)」
※天神さん=菅原道真
http://image.rakuten.co.jp/miyage/cabinet/kakejiku01/t7216003-i.jpg
※天皇の冠の纓(えい)が「御立纓」になったのは江戸時代以降~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~更新、つづきはまた明日。。。
(リヤドロの日本人形は色あせしてるようで面白く無い)
男雛が仏像のような手をしています。(この年だけのポーズ)
お雛様、親王飾り、桃の節句 ひな壇飾り
私が子供の頃、お雛様の男雛はこんな感じでした。。
天皇の冠の纓(えい)が、
ピンと真っ直ぐに立ったものだと知ったのは
平成の即位の礼(御大礼)の時でした。
s.ameblo.jp/gen-yu/entry-11996353480.html
最近は白い歯を見せた女雛を見かけるようになりました。
最近は個性的な色合いのケースや台座、屏風の雛人形が増えたと思います。
もしかしたら、邪気祓いの赤い敷物(毛せん)がない雛人形が増えたとかですか。
個人的には、雛人形なら赤い敷物と思っていますので、ない物には違和感があります。
違和感バリバリのクッキリちゃんばかりな印象です。
昔の雛人形を見たら豪華絢爛な被り物なんですね。
今のは簡略化してますね
明治以前、平安装束を召された天皇は、垂纓冠だったのでしょうね。
明治になってから立纓冠になったようです。
管理人様、大変勉強になりました。
ありがとうございます。
http://ameblo.jp/wingofkimera/entry-12135237138.html
昔、見た時は纓は垂れていました。