大腸カメラの検査の日が迫って来て、そろそろ消化の良いものしか食べてはいけなくなるらしい3日前。
病院からもらった指示書きに、
「食べてよいもの」と「いけないもの」が書かれてあります↓
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これに挙げられている食材を一つ一つ見ていくうち、
え?おかしくない?
と思い始めた辺りから私の「闘い」が始まる…?!( ̄▽ ̄;)
以下、ここに書くことはあくまで「私的な試み」&「個人の見解」です。
医学的、医療的には実際どうなのか、については責任が持てませんので、そのつもりでお読みくださるようお願いいたしますf^_^;
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もらった資料によれば、
食べてよいもの。
これは消化しやすそうな食材。
まあわかります。
食べてはいけないもの、はもちろん消化が良くなさそうな、繊維質などのもの。
キノコ類とか海藻とか、
常識的に納得が行きます。
大腸検査前の食事ということで私が思い出したのは、
伯母が、亡くなる前の2、3年の間に、2回くらいかかりつけの病院で受けた時のことでした。
母を手伝うために、私や妹が実家に帰っている時だったので、
たしか妹とも話し合って、
伯母だけでなく家族全員の食事を、その「検査前食」にしたことがありました。
(伯母一人だけ貧しい食事ではかわいそう、というのもあり、でもまあそもそも、分けて作るのも面倒だったから(^◇^;))
その時、その病院の指示ではたしか、
食べて構わないと言われた食材は本当に限られていた印象です。
ごはんかパンかうどんか、
卵かじゃがいもか豆腐、
みたいな。
実際にはもう少しはあったようにも思うのですが、
妹と二人、
考えに考えた末にできた食事は、
具のない茶碗蒸しとか、じゃがいもの茹でたのとか、
なんだか本当に限られていて、
全部が白、黄色ないし薄茶色くらいの「半固形物」。
たまたまHDから、その時の食卓画像が見つかりました↓
やっぱり。
ヒドイゎ、
貧しすぎる^^;
茶碗蒸しは、一応何かの「あんかけ」になっていますが、
他はじゃがいもを茹でてマヨネーズで和えたらしきもの、
パックから出しただけだったらしい冷やっこ、
あと、よく見えてないけど、おすまし?、
そして申し訳に梅肉!
薬味系の葉物類などが使えないので、
だいたいこんなにベッタリ一様な感じにならざるを得ないのもまあわかるし、
一日だけだから、作る方も食べる方も我慢しろ、
できるよね、
くらいの感覚なのでしょうか。
でもそれにしても何とかなりませんかね、
とは、当時も思ったことを思い出しました。
そして今、自分が初めて検査を受ける3日前。
改めてもらった表を見直すと、
あれ、
肉は?
魚は?
と思ったわけです。
伯母の時にも、それは良いことにはなっていなかった気がするけれど(だからあんなに食卓が寂しかった)、
こうしてちゃんと書かれた表で、
「食べてよいもの」と「いけないもの」のどちらにも、
肉、魚が全く入っていないのはなぜだ?
ここからネット上をいろいろ調べ始めたところ、
「いろんなものが」出て来ました。
そう、まさに「いろんなもの」。
病院によって、
大腸カメラの検査前の1日ないし3日の間に、
「食べてよいもの」と「いけないもの」がだいぶ(というか、かなり)違うのはなぜだ❓❓
例えばここ↓
私が病院でもらったものと似ていますが、
でも、私の病院では「全てダメ」となっていた「野菜、果物」のうち、
山芋、じゃがいも、りんご、バナナは、
ここではOKになっていますょ?
別の病院では↓
OKな野菜の種類も多く、
繊維の多そうな大根も、柔らかく煮ればという条件付きだけどOK、
切り身魚もOK。
反対に、
私の病院で推奨されているヨーグルトが、ここではNG。
次のところはもっと寛容で↓
ささみ、貝類、そして驚くことに「揚げ物」がOKなものとして加わり、
更には、
鶏の唐揚げに始まり、
フライドポテトにチキンナゲット(どこを意識してる?f^_^;)、
そしてフライドチキンにビスケット(上に同じ^^;)、
さらにさらに、
カレーにビーフストロガノフと来られては、
これはもう、「NG食材の方」のまちがいでは?
と思うくらいです。
(ただ、念のために言っておくと、この病院が出しているOK食材とNG食材、そしてその理由についての説明などは、私が見た中では最も、個人的には納得の行くものでした。解説も丁寧。「食べてはいけない、と言われるとかえって食べたくなってしまいますよね」などと人間心理を突いているし患者フレンドリー(^^) 栄養士さんがしっかりしている病院なのでしょうか。)
それから、上の表の中には出て来ませんが、
病院によっては、「刺身(=生魚)」が、
検査前に「良い」食べ物として紹介されているところがありました。
さらには、その刺身は、
例えば、本当は夕食を夜の9時ごろまでに済ませなければいけない検査の「前日」、
仕事の都合などでそれができなかった時にお腹に入れるものとして推奨されてさえいました。
えーーー、刺身OKなのかーーー??
だったら私は、検査の手前3日間、
ほぼ普段と同じ食生活(刺身、とうふ)で何の不自由もないってことではないですか‼️
病院からの指示書きを見たとき、
そーか私はこれから3日間、
お肉も魚も食べられない貧しい食生活なのか〜となんだか暗い気持ちになり(笑)、
それでも、なぜかOKなものの中に「かまぼこ」が挙げられていたので、
ここぞとばかり、普段は買わないような、行きつけのスーパーに置かれている中では一番お高い、老舗かまぼこ店のすまき(≒なると)を買って来たのに。
その時買ったすまき↓
普段買うのの3倍のお値段^^;
(にしても、うちの地方のかまぼこって、もともとはあまり混ぜ物をしてないのでなかなかに弾力があります。こんなものの消化が本当に良いんだろーか?)
この他に、こういう食材での食事が推奨される期間が、
「3日前」からのところと、「前日のみ」のところがある
のも大きな違いです。
そりゃ検査前、
「できるだけ前もって消化の良いものしか食べない」
に越したことはないでしょう。
でもこういう食生活を3日続けるのと1日だけなのとでは、
手間や気の使いようがかなり違って来ます。
実際、割合最近義弟(と言っても私よりだいぶお年上^^;)が大腸カメラを受けた時、
妹は、「お弁当を含む」3日分=計9食の用意がとても大変だったそうです。
それからもう一点。
伯母の時には、割と急に検査が決まって、
私たちもそういうのは初めてだったので、
「この食材は食べてよい」と言われれば、
どうしてもそれを言葉通りに受け取ってしまい、
「他の食材と組み合わせて」料理や献立を考える、という余裕がありません
でした。
(だからあの黄色い食卓´д` ; 。まあ伯母の場合は1日で済んだけど。)
病院によっては、
OK食材そのものだけでなく、それでできる料理や献立例を挙げているところもありました。
例えばここ↓
そもそも使える食材が限られているので、
それらを組み合わせた料理や献立といっても、とても限られたものになるし、難しいです。
でも、
食べて良い食材同士なら組み合わせてもよくない?
それならもっといろいろできるんじゃ?
とも思うわけです。
例えば、
うどんはたいていどこでも「素うどん」が挙げられています。
いろいろ入ったものは引っかかることが多いよ、という注意喚起の意味もあるのでしょうが、
でも、
「うどん」と「卵」とで、「かき玉うどん」も「月見うどん」もできます。
「ご飯」「卵」の組み合わせだけでも、
卵かけご飯、雑炊、中華風卵がゆ、天津飯的なもの、
などいろいろできるし、
「具なしポテトサラダ」って書いてあるけど、
「卵」を刻んで入れてもいいじゃないか、
ハムやツナがOKなところもあるならそれも。
…という具合に、
次々と対抗策が浮かんでしまう天の邪鬼なわたしσ^_^;
まあ、せめてもうちょっと、
組み合わせてできる「実際の料理」を提案してくれれば、
本人も家族もだいぶ助かるよね、
という話です。
ここにはもう一つ、
調理法によっても消化具合が違ってくる
という問題が絡んではいます。
あるサイトでは確か、
OK食材の卵ひとつとっても、
半熟卵<生卵<ゆで卵<卵焼き
の順に消化が悪くなる、
と書いてありました。
(半熟卵が一番良い、というのもオドロキです。)
魚に関しては、
蒸し魚<煮魚<焼き魚(干物は避ける)
というような順。
(しかしこの同じサイトで、「刺身」については触れられていなかった気がするので、ここで完全に比較できないのは残念。)
まあ、だいたい、
蒸したり煮たりするより、焼いたりすれば硬くなりそう、
干物は硬いに決まっているし、
油で固く揚げたりはしない方がどちらかというと良さそうだ、
くらいのことは、経験的にわかること。
しーかーしーー、
言っていてはキリがないのですが、
「固体」の状態がダメなのか、その「成分」がダメなのか?
という問題は素人的にはナゾのままです。
例えば、
「とうもろこし」やその他の豆類などをNG食材と考えるとして、
それを、皮なども取り除き、全く固形分のないほぼ液体と言える「ポタージュスープ」のようなものにしたとします。
(現に、何の材料のかはわからないけれど、ポタージュスープOKと書いてるところが多々あります。)
固形でなく、繊維も取り除かれている、
というのが理由でOKなのか、
はたまた、
どんなに細かくなっていようと、その食材に含まれる「成分」が消化の妨げになるからダメという食材があったりするのか。
トマトやキウイなどの「細かい種」は腸壁に引っかかることがあるからNGだとして、
種を取り除けば、その食材の成分そのものが何か悪影響を及ぼす、
ということではないのかな、
とか。
ちなみに、「野菜ジュースはNG」としているところが多かった印象。
細かくなっていても繊維質、ということでしょうか?
「トマトはNG」だけど「ケチャップOK」、
これはつまり、種だけの問題ということか???
「こういう理由でダメ」
となぜ説明してくれないのでしょうかーーー❓❓❓
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とーーっても長くなっていますが、
以上のような理由から私は、
私に課されたこの試練の(笑)3日間、
限られた条件(食材)のもと、
できる限りの工夫をもって、
できる限り「普通」に近いお一人様の食卓を実現しよう(*゚▽゚)ノ
と、
この「理由がはっきりしているとは言えない食餌制限」へのささやかなる抵抗(?)を誓ったわけですf^_^;
(…いや大きなことを言いつつ実は、今回これはあっさり、諸々の理由により既に「実現されていません」。実際の食事画像を後ほど挙げるとわかります(⌒-⌒; ))
それにしても、
大腸内視鏡検査の前の食事に関して、
病院によって、医者によってこんなにも見解が違っているのはなぜか。
これは私のこの3日間限りの問題ではなく、
たぶん日本中の大腸カメラを受ける人とその家族が、
結構振り回されていることではないのかしらん。
すると、昨日たまたま妹とLINEでこの話になったあと、
妹は果敢にも、とある医学関係の学会に直接これをメールで問い合わせたそうです。
(妹は、医療者ではないですが、仕事柄いろいろ詳しい。)
すると、びっくりするほど速くメールに返信が来て、
書かれていたことの趣旨は、
「検査を受ける病院に聞け」
(^◇^;)
それが病院によって違うからーー、
どこかに指針はないですかーーー?、
それについて(たぶんそこを統括するべき)そちら様のご意見はーーー?
というこちらの質問の根本のところは完全に理解されていない。
(か、スルーされている。)
医者が書いたものではなく、
窓口になる人が事務的に処理をしただけのようでした。
まあいきなり学会にお問い合わせをして、
忙しい医師が、しかもこんなに速くお返事くださるわけもないのですが、
「文脈」が読める「読解力」と、物事に真摯に取り組む姿勢は、
いつ誰にも欲しいよねぇ、
などと思う次第(-_-)
そして、結局私はこの間どんな食生活となっているのか、
の肝心なところは、
3日分をまとめて別に書くことにしたいと思います^_^