昨日は一日何だか調子が狂っていました。
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そして、テスト作りも山場の時期だというのに、
テストには「全く」手を付けなかった。
ヤバいです。
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調子が狂った発端は、
朝イチで目にした、イギリスのボリス・ジョンソン・元首相の投稿。(X=旧Twitter)
「頭を冷やして、アメリカとウクライナは同じ側にいることを思い出す時だ」
から始まっていました。
そうだそうだ、
なのにここのところのトランプさんの言動を見ていると、アメリカはウクライナよりもロシアと近い関係にあるという印象で、
ウクライナが当事者の自国抜きでの停戦交渉に不快感を示すのも当たり前。
それでもゼレンスキーさんが、レアアースを差し出しにアメリカに向かうのは、
取りも直さず、これ以上自国の被害を拡大させないためと、停戦後の「安全保障」が欲しいからであって(その本当のところはウクライナの人でなければわからないけど)、
その裏には、余程の覚悟と悔しさがあるに違いないのは想像に難くありません。
でもそれって、そもそも政治をビジネスと混同していそうなトランプの術中に嵌ることにはならないんだろうか。
ゼレンスキーさん、本当にわざわざアメリカまで出向いて大丈夫?
と心配していたのです。
(現に、元々この戦争の枠外の安泰なところにいるトランプさんは、資本をあっちからこっちへ動かして、ハイこれで世界平和に貢献してあげたよ、と言うと同時に、間でしっかり利益を得ようとしてないですか。)
ジョンソンさんはもちろんウクライナ支持の立場であるのに、投稿の最後の2、3行では、
「鉱物資源についての取り決めができるだけ早く締結されるのが平和への道だ」
と言っていて、
それがちょっと唐突に聞こえたのでした。
しかしX(Twitter、ですね。イーロン・マスクもヤバい)は、
日本人、外国人に関係なく、いきなり関係のないことを言って話を混乱させる奴もいれば、
冷静な一言で皆を納得させてくれる書き込みをする人もいるので面白い。
上のジョンソンさんの投稿については、
「ウクライナとアメリカは確かに同じ側にいるが、トランプとバンス(副大統領)がプーチン側にいるのが問題なんだ」
と一言で斬り込んでいる人がいたので、
私もあーやっぱりそうか、と思う。
でも昨日、事はそれだけに収まらなかったですね。
ホワイトハウスでの出来事についてのニュースが世界を駆け巡りました。
(ボリスさんの発言はホワイトハウスでの出来事を受けてのことだったのかもしれないけれど、私が目にしたのはボリスさんの投稿の方が先でした。)
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大統領執務室での記者を前にした会見があんなことになるのは異例のことのようですが、
私にはちょっと「さもありなん」。
ゼレンスキーさんは英語が話せて、
しかもこの戦争になってからは、全力で、世界に通じるようできるだけ、
そこまで自由でない英語で発信しようとしているのがわかります。
英語は彼の母語ではありません。
トランプさんとの会談では、一応後ろに通訳も控えていたようでしたが、
ゼレンスキーさんの発言はすべて英語。
しかし相手はただでさえ普段から言葉で相手を圧倒しようとするところのあるビジネスマンのトランプ。
そして何と言っても、途中で口を出した副大統領のバンスさんの発言は高圧的で失礼極まりないものでした。
(普通副大統領などは、会見に同席しても積極的に発言などしないもののようてすが、彼の場合は28年の大統領選を目しているとかいないとかの情報も。←BBC)
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そもそも自分たちの陣地に相手を招き入れておいて、
複数で、自分たちの母語で相手一人を論破しようとするって、
いじめの構造にも似て狡くないですか?
(と、私は思ったのでしたが、そう感じた人はいなかったのかな。)
「感謝」は人に求めるものでもないし、
何よりこの時の彼の発言や態度で、
結局アメリカは、大国ロシアよりもウクライナを下に見ているし、「外交」の名の下にともすれば利用しようとしている
というのが世界にバレバレになったのを恥と思わないのだろうか。
トランプさんとしては、
わざわざ大統領執務室に記者まで入れての鉱物資源条約提携の会談。
成功すれば、
「ホラ自分はこうやって停戦合意を取り付け、世界平和に貢献した」
ということを世界に見せつける華々しいチャンスのつもりだったのかも。
だからこそ、話が決裂しそうになった時に、
「このアメリカ大統領の執務室で」というようなご大層な言葉がバンスさんの口から漏れてしまったんでは。
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そもそもこの会談のためにゼレンスキー大統領がホワイトハウスに到着した際、
トランプさんは、普段着のゼレンスキーさんに対して、
「今日は着飾っているね」と言ったとか。
戦争開始以降のゼレンスキーさんの確固たる「意志」の表れである服装に対して、それをネタにするなど、
アメリカンジョークにしても掴みどころを間違えていて痛すぎる。
記者会見の最初では、そのトランプさんの発言を加勢するように、一記者がゼレンスキーさんに「スーツは持っていないのか」と質問したというから、
これはもう趣味が悪すぎて、アメリカ人の民度ってこんなに下がったのかと世界に思われても仕方ありません。
(もちろん、アメリカの人全員じゃないでしょうが。)
なんならトランプとバンスはゼレンスキーさんをアメリカに呼ばず、
その支援の程度が実際どのくらいウクライナのためになっているかを見るためにも、
「自分からウクライナの前線に赴いてみれば」
良かったのだ、
「なんならスーツで」
と付け加えられていたXの投稿はナ〜イス。
トランプ忖度のしょーもない記者の質問に対して、
ゼレンスキーさんは、
「戦争が終わったら(スーツを)着る。君と同等のか、それよりもう少しましなものを」
と切り返したそうです。
アメリカを後にしてからのXでは、
アメリカに対してすぐにきちんと感謝を述べています↓
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オトナですね。
しかしそうするまでもなく、
CNNのファクトチェックで、
これまでゼレンスキーさんがアメリカに対して「33回」、
公に感謝の意を示していることがわかっており↓
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その全てを検証している人までいるのはまたXのすごいところだったりする。
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(マスクの統制が、こういうところまで延びませんように。)
ゼレンスキー大統領は、アメリカを離れた後は、
ヨーロッパ首脳や国王と精力的に会う予定らしいです。
長引く戦争でこれ以上国が壊されたり、
何より人が犠牲になるべきではないけど、
Slava Ukraini!
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件のホワイトハウスでの応酬について、
これまで私が見つけた中では一番わかりやすい日本語がついているのがBBCのこれかと思いました↓
では今日は私はテスト作りに…(⌒-⌒; )