michigan's

〜my everyday life, とりあえずの日常〜

大国の傲慢

2025-03-02 10:34:00 | 日記2025
昨日は一日何だか調子が狂っていました。
そして、テスト作りも山場の時期だというのに、
テストには「全く」手を付けなかった。
ヤバいです。

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調子が狂った発端は、
朝イチで目にした、イギリスのボリス・ジョンソン・元首相の投稿。(X=旧Twitter)

「頭を冷やして、アメリカとウクライナは同じ側にいることを思い出す時だ」  
から始まっていました。

そうだそうだ、
なのにここのところのトランプさんの言動を見ていると、アメリカはウクライナよりもロシアと近い関係にあるという印象で、
ウクライナが当事者の自国抜きでの停戦交渉に不快感を示すのも当たり前。

それでもゼレンスキーさんが、レアアースを差し出しにアメリカに向かうのは、
取りも直さず、これ以上自国の被害を拡大させないためと、停戦後の「安全保障」が欲しいからであって(その本当のところはウクライナの人でなければわからないけど)、
その裏には、余程の覚悟と悔しさがあるに違いないのは想像に難くありません。


でもそれって、そもそも政治をビジネスと混同していそうなトランプの術中に嵌ることにはならないんだろうか。
ゼレンスキーさん、本当にわざわざアメリカまで出向いて大丈夫?

と心配していたのです。

(現に、元々この戦争の枠外の安泰なところにいるトランプさんは、資本をあっちからこっちへ動かして、ハイこれで世界平和に貢献してあげたよ、と言うと同時に、間でしっかり利益を得ようとしてないですか。)


ジョンソンさんはもちろんウクライナ支持の立場であるのに、投稿の最後の2、3行では、
「鉱物資源についての取り決めができるだけ早く締結されるのが平和への道だ」
と言っていて、
それがちょっと唐突に聞こえたのでした。

しかしX(Twitter、ですね。イーロン・マスクもヤバい)は、
日本人、外国人に関係なく、いきなり関係のないことを言って話を混乱させる奴もいれば、
冷静な一言で皆を納得させてくれる書き込みをする人もいるので面白い。

上のジョンソンさんの投稿については、
「ウクライナとアメリカは確かに同じ側にいるが、トランプとバンス(副大統領)がプーチン側にいるのが問題なんだ」
と一言で斬り込んでいる人がいたので、
私もあーやっぱりそうか、と思う。


でも昨日、事はそれだけに収まらなかったですね。
ホワイトハウスでの出来事についてのニュースが世界を駆け巡りました。
(ボリスさんの発言はホワイトハウスでの出来事を受けてのことだったのかもしれないけれど、私が目にしたのはボリスさんの投稿の方が先でした。)

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大統領執務室での記者を前にした会見があんなことになるのは異例のことのようですが、
私にはちょっと「さもありなん」。

ゼレンスキーさんは英語が話せて、
しかもこの戦争になってからは、全力で、世界に通じるようできるだけ、
そこまで自由でない英語で発信しようとしているのがわかります。

英語は彼の母語ではありません。
トランプさんとの会談では、一応後ろに通訳も控えていたようでしたが、
ゼレンスキーさんの発言はすべて英語。

しかし相手はただでさえ普段から言葉で相手を圧倒しようとするところのあるビジネスマンのトランプ。
そして何と言っても、途中で口を出した副大統領のバンスさんの発言は高圧的で失礼極まりないものでした。
(普通副大統領などは、会見に同席しても積極的に発言などしないもののようてすが、彼の場合は28年の大統領選を目しているとかいないとかの情報も。←BBC)

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そもそも自分たちの陣地に相手を招き入れておいて、
複数で、自分たちの母語で相手一人を論破しようとするって、
いじめの構造にも似て狡くないですか?
(と、私は思ったのでしたが、そう感じた人はいなかったのかな。)

「感謝」は人に求めるものでもないし、
何よりこの時の彼の発言や態度で、

結局アメリカは、大国ロシアよりもウクライナを下に見ているし、「外交」の名の下にともすれば利用しようとしている

というのが世界にバレバレになったのを恥と思わないのだろうか。

トランプさんとしては、
わざわざ大統領執務室に記者まで入れての鉱物資源条約提携の会談。
成功すれば、
「ホラ自分はこうやって停戦合意を取り付け、世界平和に貢献した」
ということを世界に見せつける華々しいチャンスのつもりだったのかも。
だからこそ、話が決裂しそうになった時に、
「このアメリカ大統領の執務室で」というようなご大層な言葉がバンスさんの口から漏れてしまったんでは。

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そもそもこの会談のためにゼレンスキー大統領がホワイトハウスに到着した際、
トランプさんは、普段着のゼレンスキーさんに対して、
「今日は着飾っているね」と言ったとか。

戦争開始以降のゼレンスキーさんの確固たる「意志」の表れである服装に対して、それをネタにするなど、
アメリカンジョークにしても掴みどころを間違えていて痛すぎる。

記者会見の最初では、そのトランプさんの発言を加勢するように、一記者がゼレンスキーさんに「スーツは持っていないのか」と質問したというから、
これはもう趣味が悪すぎて、アメリカ人の民度ってこんなに下がったのかと世界に思われても仕方ありません。
(もちろん、アメリカの人全員じゃないでしょうが。)

なんならトランプとバンスはゼレンスキーさんをアメリカに呼ばず、
その支援の程度が実際どのくらいウクライナのためになっているかを見るためにも、

「自分からウクライナの前線に赴いてみれば」
良かったのだ、

「なんならスーツで」

と付け加えられていたXの投稿はナ〜イス。


トランプ忖度のしょーもない記者の質問に対して、
ゼレンスキーさんは、
「戦争が終わったら(スーツを)着る。君と同等のか、それよりもう少しましなものを」
と切り返したそうです。

アメリカを後にしてからのXでは、
アメリカに対してすぐにきちんと感謝を述べています↓



オトナですね。

しかしそうするまでもなく、
CNNのファクトチェックで、
これまでゼレンスキーさんがアメリカに対して「33回」、
公に感謝の意を示していることがわかっており↓



その全てを検証している人までいるのはまたXのすごいところだったりする。


(マスクの統制が、こういうところまで延びませんように。)

ゼレンスキー大統領は、アメリカを離れた後は、
ヨーロッパ首脳や国王と精力的に会う予定らしいです。

長引く戦争でこれ以上国が壊されたり、
何より人が犠牲になるべきではないけど、

Slava Ukraini!

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件のホワイトハウスでの応酬について、
これまで私が見つけた中では一番わかりやすい日本語がついているのがBBCのこれかと思いました↓


トランプ氏とヴァンス氏「感謝」要求、ゼレンスキー氏と激しい口論 マスコミの前で(BBC News) - Yahoo!ニュース

トランプ氏とヴァンス氏「感謝」要求、ゼレンスキー氏と激しい口論 マスコミの前で(BBC News) - Yahoo!ニュース

アメリカのドナルド・トランプ大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が28日、ホワイトハウスで対面した。大統領執務室で記者団を前に、トランプ氏とJ・D...

Yahoo!ニュース

 

では今日は私はテスト作りに…(⌒-⌒; )
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認知症

2025-03-01 16:07:00 | 日記2025
帰省中、美容院での衝撃。

それは、オジサマ方がこぞって髪染めをしていたことではなく(笑)、
施術中、パラパラとめくっていた週刊誌で目にした記事でした。

そうか、作家の佐藤愛子さんの娘さんの響子さんは、
愛子さんの読者の間では昔からお名前は有名ですが、
そう言えば苗字は「佐藤」ではなくて「杉山」さんだった。

その杉山響子さんが、女性週刊誌にエッセイの連載を始めたらしい。
響子さんご自身、クリエイターのようなお仕事をされているようだったので、
やっぱりお母様同様「物を書く」という方向に行かれたのか?…

と紙面に目を走らせるうち、
やっぱり書いてあるのは母である佐藤愛子さんのことらしいのがわかって来ました。

その佐藤愛子さんが、
え、「認知症」?

確か今、その漢字が目に入って来た気がしたけれど、
え、ホントにそうなのか???

  〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜

佐藤愛子さんの『九十歳。何がめでたい』が草笛光子さんの主演で映画化されたのを、
母、叔母を誘って見に行ったのが去年の6月のこと。

その時映画のエンドロールでは、
「佐藤愛子さんは、今年11月で101歳になられます」
とのテロップが流れました。

90どころか、100歳になってもお元気でその消息を届けて下さる佐藤愛子さんに、
叔母も母も思った以上の力をいただき、
劇場を後にしたものでした。

その愛子センセイが、
「自分は入院してまだ病院にいると思っている」
「通いのお手伝いさんがいないと言って夜中に家族を呼ぶ」etc.の認知症の症状を発症したのは、
家で転倒、骨折、入院したのがきっかけだったとか。
(う、25年前の祖母と同じ(⌒-⌒; ))


人間誰しも、いつまでも若い時と同じようには行きません。
かつての某知り合いに、

「赤ちゃんはピカピカの新車。大人は中古車」

と言い放った奴がいますが、
それはたぶん、哀しくともこの世の摂理に近い。

その「中古車」も、
時とともに外見が古びるだけではなく、
外からは見えない内燃系統やデジタル制御の部分がどんどんダメになるのは、
たぶん人が呆けるのと同じ…(⌒-⌒; )

  〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜

家に帰ってから、
そのエッセイの内容を母に知らせるべきかどうか迷いました。

私が帰る前日くらいに、
同じ美容院にパーマをかけに行っていた母。
たまに行ったらそこで得た週刊誌からの情報を得意げに話してくれるのが常なのに、
今回その、私が読んだ同じ週刊誌は読んではいなかったと見え、
佐藤愛子さんのことについては何も言ってはいませんでした。

これを言ったら、ほぼ同年代、
昔から佐藤愛子さんの本を愛読していた母はびっくりして、しかもショックを受けるんではないか?

直接の知り合いでないにしても、
昔から知っている、特に女史のようなシャッキリ、チャッキリした、
母の年代のお手本のような女性が、
やはり寄る年波には勝てずに、いつの間にか闘病?というような状態になっていらっしゃる…。

でも、早晩耳に入ることでもあろうし、
叔母との話でも話題に上るかもしれないし、
と、できるだけサラッと言ってみた私でした。

案の定母、

えーーーっ、そんなっ、
ウッソ〜〜(;゜0゜)

そして、
「やっぱり骨折、ってのがまずいかんがで〜」
という私たち姉妹の言葉がここでやや身に迫り、
今後椅子に上がって高いところの物を取ったりしない、と肝に命じてくれた、

と信じたい(⌒-⌒; )

(ついその数日前、普通より大分長い縁側のカーテンを、外して洗ってまたかけた、と妹に自慢したそうな。お願いだからやめてくれ(⌒-⌒; ))


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今から19年前、
遺伝性の1型糖尿病(生活習慣などに由来しない)に加えていろいろ満身創痍の体だった父の晩年。

最終的には腎機能が悪くなり、
どんな薬を投じても、投じなくても、
何が良くて何が悪いのかわからない感じで
数値も定まらず、
「せん妄」という、いわば「まだら呆け」のような状態になりました。

きちんと意識があり我に返った時、
記憶のない時に自分が言ったりしたりしたことがあるのでは?と疑心暗鬼の状態になった時が一番可哀想だった、
と母は言います。

父が、徘徊まではなかったものの、
夜中にも目が離せない状態になった時、
母と私と交代で、
父が寝ている部屋の隣に当たるキッチンから、
夜通し父の動きを警戒して眠れない夜を過ごしました。
(妹は当時海外在住。)

父は市職を勤め上げ、
私的な活動でも地元ではそこそこ知られた人で、
直前までその活動を続けていました。

そこで、母としては、その父が「呆け」てしまったことが周囲にわかるのが憚られ、
普通でなくなってしまった父のことが、どうしたら周囲に知られずに済むか、
を父の名誉のためにとても気にしていたところがあります。

ところが、急に病状が進んだ父について、
当時はそれをフォローしてくれる介護制度や施設はまだ全く不十分だった地方都市。

結局どうなったかと言うと、
父が少々「普段の父ではなく」、
家族にちょっときついことを言ったりすることを「誇張して」申告し、
「家族だけでは限界なのでどこか受け入れ先を」とお願いするしかなかったのです。

つまり、認知症気味で、時に家族に対して「それまでとは違う」態度になる父を、
「暴言を吐」いたり「暴力的」になる「狂人」←敢えてこう言います)という体で申告し、
それで受け入れてくれる「精神科」の病院を頼みにするしかなかったということです。

さすがに今は、老衰や認知症に対する世間の常識も変わり、
理解も進んでそこまでのことはないでしょうが、
家族が介護で疲弊し、やっとのことで受け入れて下さった精神科の病院で、
父が入れられたのは、カーテンも絨毯も、家具もないがらんとした灰色の部屋。

薄いマットレスだけが寒々とした窓際に一枚敷いてあり、
目もよく見えず、意識も朦朧とした素足の父が、何とかそこを目指して床を這うように手探りで進んでいる。

今ではたぶん信じられない光景(だと思いたい)。


市井の人間の営みよりも、
社会の制度は後手後手にしか付いて来ない。
これがまあ世の常であることでしょう。

(それを言えば、敢えてそれを「後退」させる、高額医療費制度の改訂はとんでもないのでは…。)

  〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜

佐藤愛子さんの話に戻ると、
家に帰って母と妹にその話をし、
妹といろいろ調べたところ、
愛子さんの孫娘の杉山桃子さんも、
やはりクリエイターのようなお仕事で、
祖母の愛子さんのことをマンガ連載し始めたところだとか。

でも更に驚いたのは、
娘さんの響子さんが最近始められたというYouTube。

なんとそれは、お母さんの認知症関連ではなく、
「心霊系チャンネル」!

でも私は、そこはとても、響子さんの「本気」に納得できます。
近頃あれこれ処分している中、
佐藤愛子さん関連で私が最終的に残しているのが、
以前も書いた『私の遺言』だからです。

この本は、佐藤愛子さんがこの世を生きて、信じざるを得ないという結論に至った、
「あの世」や「前世」の存在のお話でした。


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連休の覚え書き(2/22-23)

2025-03-01 11:08:00 | 日記2025
2/22〜24の連休は、
久しぶりに実家でした。

こんなに長く帰らなかったのは、
妹が滞在してくれているので安心、というのと同時に、
直前まで家の耐震工事が行われていて、
私が泊まりがけで帰るスペースが実際問題なかったから。

それにこの間私は髪が伸び(というより、諸事情あって⁈全体のバランスがとてもおかしくなっていて)、
美容院に行かずに日々やり過ごすのももう限界、
になってもいたからです。
(私は依然、住んでいる街では「美容院難民」。それを避けるために、実家の街で母が70年以上、私自身もかれこれ半世紀前から行っている美容院にお世話になっていますf^_^;)

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帰った2/22(土)は、
例のたぬきケーキがおやつだった日。

その日、久々実家での夕飯は↓



(自分が食べたかったので勝手に作った)シチュー、
安かったバナメイえびの塩焼き、
実家のおでんの残り、
たぬきケーキのパン屋さんのサンドイッチ等。

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2/23(日)は、
かねてよりせっかち母が、2階にある古い荷物のことをとても気にするので、
朝からエイヤッと気合を入れ、
何年もそこに積み上がったままの数箱のダンボールの中身などを、
「濡れ雑巾」片手に(←これがないとホコリで鼻炎が起こって死ぬ)検め、片付けました。

確かに母にしてみれば、
娘らが長年に亘って、転勤などのたびに「とりあえず実家に」置いて行ったものは、
勝手に処分するわけにも行かなくて迷惑でしょう。

父の遺した機械モノや写真など、
その価値を一から調べたり処分方を考えたりするのは、92歳の手に余るというのも間違いない。

ということで、朝から午後にかけて「大片付け」になった日曜。

姉妹で子供の頃にハマった漫画やゲームなど、
「ちょっとお宝ものかも」な品もいくつか発掘されました。

(まだまだ片付けの先は長い。)

  〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜❇︎〜

その後、午後遅くに、
私は重い腰を上げて美容院へ。

三連休中日のこの日、美容院は激混み。
(翌日は月曜日で休業日。)

いつもここまでは見かけない「オジサマ」方が、何人も並んで髪染めをしていたりしたのは何でだろ〜??

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帰宅後作った夕飯は、天ぷらと鶏ごぼうの炊き込みご飯がメイン。





片付けの合間のお昼に、
うどんの付け合わせとしてササッと作った「なすの天ぷら」が母に好評だったので、
夕方も天ぷらになったのです。(短絡的。)

久しぶりになすが安くて新しかったというのもあるけど、
しかし天ぷらは、「天ぷら粉」を使うに限る

と、どこかで読んだので、いつもは頑なに自分で小麦粉から作っている衣を昭和の天ぷら粉にしたら、これが大正解*(^o^)/*

(お店のようにたっぷりな油は使わないので、そこには限界があるけど。)


実はこの日美容院で、
「衝撃の出来事」あり。

長くなるのでそれは別に書きたいと思います。


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