Charudon bijoux

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創業61年になりました。

ラインストーンの極

2010年02月14日 | ブレスレット
ラインストーンの極といえばデザインですが、自分はやっぱり職人の溶接技術だと思います。

20×10 200ヶ所の溶接、ずれると終わるラインストーンの溶接。
ラインストーンは職人の技術によって見え方がかわりますが、これだけの数の溶接は、治具を使ってもアクセは軽いので、熟練していても決して容易ではないでしょう。これはスワロフスキーの本場オーストリアからのブレスレットですが、さすが本場この程度の技術を持った熟練工はごまんといるんでしょうね。

それにひきかえまだまだ歴史の浅い日本のアクセサリー職人はこの不況でどれだけの数に減ってしまっているのでしょうか?
どの街のアクセサリー屋を覗いてもジャパンメイドを見かける事がほとんど無くなってしまったこのごろ、意識を持ってジャパンメイドを残そうとしているメーカーはもう無いのかもしれません。
昭和40年代に乱立したアクセサリー問屋ももうほとんどなくなり、その問屋に依存していていたメーカーも消え、日本のアクセサリーの終焉が近づいています。時代なのでしょうけど、当時からコストパフォーマンスを謳っていたジャパンメイドなので、そのパフォーマンスに負ければ消えてしまうのもいたしかたないことでしょう。

はたしてこれからの時代どちらに向かうのでしょう??

自分はもう後先短いので、好きな物を好きな人に手渡す事を目的にしたお店を続ける事で人生を費やすでしょうが、良い風は吹かないかもしれませんね、、w