Charudon bijoux

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アクセサリーのリペア

2018年11月23日 | その他
前回ちょっと古いアクセサリーを扱うという記事を書きましたが、古い物を
扱う事に関していくつか追記した方が良いのではと思っていました。
丁度いまこれから出す商品の中でそのまま出せない物がありましたので、
その事から古いアクセサリーの取り扱いに触れてみたいと思います。

古いアクセサリーとは、アンティークからちょっと前までと
様々な物がありますが、主に高額なプレミアの付く物ではなく、大体
30〜20年前位の80、90年代のアクセサリーに関して書いていこうと
思います。

80年代辺りまで多くのアクセサリーが日本で作られていました。国外にも卸して
いた製作所もあったようです。今の中国、東南アジアと言えば分かります
でしょうか。

当時はある価格を維持する為ビンテージのアクセサリーの様に手間暇かけて作る
というよりは、価格が低いが雰囲気が素晴らしい物を追いかけていたので、
いくつかの作業を端折って作られていました。
それは石留めです。これは日本がではなく、お手本となった外国製品でも
そうなっていだからだと思います。作業の簡素化だけではなくマテリアルの問題
でもそうなってしまったのでしょう。

その弊害で古くなると使っていなくても石が取れてしまうことが多いです。

しかし実は簡単に取れてしまうからこそ、簡単に直せます。
接着剤でくっつければ良いだけです。

ただ接着剤は乾燥後透明になる物を選んで下さい、間違っても液体式の瞬間接着剤
は選ばないで下さい。後処理が大変です。

また外れてしまった石などの跡に古い接着剤などゴミや、メッキなどしっかりと剥がして
おくことも大事です。


取れそうな石(クリスタル)を全部剥がし、下地も綺麗に処理しました。

昔は直して使おうなんて貧乏臭いのはかっこ悪い風潮がありましたが、このご時世
物を大事に使おう、また古い物のリサイクルが普通の事になってきました。

またファッション的にもストリートカルチャーセンスを取り込んだ古着テイストも沢山発表
されてます。
お祖母さん、お母さんのジュエリーボックスはお宝の山です。是非一度要らない使わない
アクセサリーが無いか聞いてみて下さい。

そして壊れていたりした物でもリペアすることも出来るのは多くあります。ご自分では難しい
とおもわれたら一度当店にお持ち下さい。多くは直せるとおもいます。

それではご来店お待ち申し上げています。