英語教師だった夏目漱石が、
「I love you」を「我、君を愛す」と訳した学生に、
「そういうときは、月がキレイですね、くらいに訳しておけばいい」
と言ったという逸話がある。
この話がすごく好きで、
いつか、すごく好きになったひとに、
「月が綺麗ですね」と言いたいと思っている。
こんな話を知ってる男の人っていいなーとか、
話を知らなくても意味を察する感受性っていいなーとか、
でも、分かられたら分かられたで気持ち悪い気もするんだけど。
つい、いい月だと思うと、言ってみたい衝動に駆られる。
(今日の月は曇ってるけど)