真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

かんでもなんてい団、じゃなくて、なんでも鑑定団の15年から「北の天使」へと話は転々・・

2009-03-24 | 読書-エッセイ/小説etc
「開運!なんでも鑑定団」の十五年
中島 誠之助/ 出版:平凡社/ 発行年月:2008.9

じつは正しく呼んで貰えない番組名だと思う。
かんでもなんてい…は冗談だが、「お宝鑑定団」というヒトが5人のうち3~4人はいる気がする。南面堂の周囲だけか?

よくまあ同じような原稿をあちらこちらに書けるものだという気もするのだが、小冊子などの編集側が、「有名人(センセイ)のお原稿がいただければ、そりゃもう何でも良いですから」との姿勢なのだろう。
善男善女は「テレビでお馴染みの・・・」にからきし弱いからな。

それもこれも著者の好感度がなせる技か。うーむ。褒めているのか、なんなんだか(笑)...
(本ブログで取り上げている=それなりにポジテイブ評価、の原則から外れていないことを申し添えるよん)

元祖がBBCの長寿番組なのだそうで(今年で30年か・・)、極東の派生系も長寿を維持しているところを見ると、人々がアンティークに寄せる興味が尽きないことがわかるな。

BBCの収録スケジュールのお知らせ: http://www.bbc.co.uk/showsandtours/beonashow/antiques.shtml
wiki/Antiques_Roadshow

むかしNHKのBSでBBC版をやっていたことがあり、何度か見たっけ。
(その古い記憶でいうのだが)日本版のようにショーアップされておらず、オール出張鑑定方式で、ステージや観客なしだよね。
「スタジオへ」はないらしい。

広い会場のそこここで分野別専門家のもとにお宝を持ち込んだ市民が鑑定を受けていて、カメラを切り替えていく。
工芸品の次は絵のコーナー、その次はこちらの陶磁器のコーナーを覗いてみましょう…というように、「鑑定会の様子ご紹介」という印象だったな。

ところがそのがやがや雑然とした「鑑定会場ご紹介」が興味深いことといったら、タレントが共同司会者や出品者や鑑定士らをいじって盛り上げる(あれはあれでひとつの芸だが)必要などない奥の深さ。
品々の由来の数々は日本版の追随を許さない。
恐れ入りました大英帝国、という印象を持ったことでした。

(骨董でなく現代彫刻だが)番組史上最高値がついたという・・・
youtube/Antiques Roadshow's Highest Valuation Ever - BBC One
こいつの制作のための原型ってこと?
エンジェル・オブ・ザ・ノース(英名:Angel of the North)

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