西木正明『極楽谷に死す』2008年
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=214592
なぜか既視感に付きまとわれながら読む。
著者近影つきインタビュー:
http://book.asahi.com/author/TKY200804090214.html
‘この作品につながる『ケープタウンから来た手紙』を87年に書いたときは…'という . . . 本文を読む
地元図書館のこどもコーナー脇に笹が立てられ、短冊が用意されていた。
「ねがいごとをかいてささにつけましょう」という趣向。
一通り拝見する。
微笑ましいもの、わははと笑えるもの、「うーんこれは深刻な」とうなだれてしまうものなど各種。
なかに「神になりたい」というのがあった。
筆跡からは年齢不詳。字が下手な大人かもしれない。
スタッフが付け直していると思われるので、短冊の付けられた高さはヒントになら . . . 本文を読む
『ぼくの世界博物誌―人間の文化・動物たちの文化』日高敏隆2006年
巻頭に著者が喜久子夫人と一緒に写った写真が掲げられている。
ご夫妻への敬意がしっとりと感じられる本のつくりだと思う。 . . . 本文を読む
『年を経た鰐の話』
著者:レオポール・ショヴォ
翻訳:山本夏彦
2003年(初版発行:昭和十六年七月櫻井書店)
マニアの方のサイトにおける詳細ご紹介:
http://www.fujitana.net/kaituma/hon101tosiwohetawani.html
山本夏彦氏が弱冠24歳で翻訳したという(若干じゃないぞ)、幻の、伝説の名訳が訳者の死後ようやく復刻されていましたとさ、というの . . . 本文を読む
秋葉原通り魔事件で、居合わせた人々が盛んに携帯で写真を撮る様が報じられていたが、ちょっと嫌な感じ。
でも、新聞・雑誌などが使った写真は「読者提供」だし、その場に居合わせた人が素人ながら使命感を感じて・・・、と言えないこともない?
とはいえ、懸命に救命活動をしている人(その救助者も、犠牲者の同伴者とは限らず、通りすがりのケースもあった筈)に、応援を申し出るでもなく、携帯を向けるだけというのは、うー . . . 本文を読む