真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ヒトラー ~最期の12日間  (2004年映画) Downfall (独: Der Untergang)

2021-09-15 | テレビ等
『ヒトラー 最期の12日間』凄惨な過去を直視をするのはパロディ動画に非ず

これはすぐ消すのかな?
第二次大戦の敗戦目前、ヒトラーが何を思い、どう過ごしたかのか? ヒトラー ~最期の12日間~【坂本朋彦のシネフィル・コラム】

『ヒトラー 〜最期の12日間〜』 pmds90l80さん

最後近く、「一方、トラウドゥルはシェンクやゲルダに勧められて包囲網を脱出し、無事に逃げ延びる。」
"Peter discovers his parents were executed. Junge leaves the bunker and tries to flee the city; Peter joins her as she sneaks through a group of Soviet soldiers before the two find a bicycle and leave Berlin." (Wikipedia和および英)
のシーンで、地下壕を出た語り部の秘書トラウドゥル・ユンゲ(最初と最後に本人の生前のインタビュー動画)が、勝利を祝うモードに入りかけているソ連軍兵士(一部既に歌って踊ってたり)をかき分けて市内脱出を図る。
同じく脱出を図るこども兵士(ヒトラーユーゲント隊員)のペーター(敵戦車撃破でヒから叙勲されたが両親は処刑されていた)がすっと寄ってきてユンゲと手をつなぎ、無言のうちに姉弟を装う合意が成立する。単独で突破を図るよりも成功する可能性が高いと二人とも瞬時に感じたわけだね。
実際、「お、オンナか」と目が合ってギクッとさせる兵士も出る(「ねえさん、一杯やってけ」みたいな?)が、ペーターがぐいと手を引っ張って進み、危機を脱出。

さらに、川岸で一休みしていると、ペーターが川にはまって放棄されている自転車(タイヤチューブ喪失?)を見つけて引き上げ、二人乗りですいすい移動することに~戦後の世界=希望に向かって走り出しましたとさ…。(というシナリオ)
サバイバビリティーの高い人は、危機に際しても目ざといのだ。

Peter_Kranzは、架空キャラだそうだけど、ヒトラー最後の動画として有名なこのシーンに基いて構成されたという。
The Bunker Boys - Hitler's Child Soldiers, Berlin 1945

Peter Kranz

でね、ちょっとね、この方を思い出したのん。極東で、やはり敗戦の大混乱を切り抜けて生き延びた(こっちは実在した)人物。
コサックの頭目の孫10歳(じつは11歳)、歌いながら南へ単独行千キロ~ビクトル古賀さん 1 - 真似屋南面堂はね~述而不作

亡くなった直後に記事が出てたわ~石村 博子さんがインタビュー時の思い出を。
「最後のコサック」ビクトル古賀の壮絶人生(石村 博子) @gendai_biz

閑話休題
「個人秘書の目から見た戦時の国家指導者」という視点は、Darkest Hour(2017年、邦題『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)でもあったっけ。
~どれだけトンマな邦題にできるか競っている?
役人や軍人の「秘書官」たちには厳しく接して隙を見せないリーダーたちも、事務担当の秘書嬢らには、構えたところなく本音を隠さず弱みも見せる…ということなのだろうな。ふむ。

Darkest Hour - Official International Trailer (Universal Pictures) HD

さらに脱線するけど、本邦のカイシャ等において、偉いヒトへのアクセスを握るゆえに秘書が増長してしまうという姿は、自分が偉いと勘違いしたものか知らんが、見られたものではないという。
「しっかり捌いてくれてる」などと言って、増長した秘書を重用する偉いヒトもいたりするそうだが…。
と、古老が言うとったそーな。

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