スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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Truba、Rの発音

2014-05-06 | 育児
日本のゴールデンウィーク、こちらも週末は4連休(マルツェルが4連休、ネラは幼稚園を一日休んでの4連休)で連日出かけていた。

連休第1日めはルツィア・ミラン一家に会いにマルティンへ行ってきた。
カメラを車のトランクに入れてしまったのが悔やまれる。ここタトラ山脈の麓では満開までもう少しの菜の花がもう満開で一面真っ黄色、その沿道は桜並木でこちらもまたちょうど満開、1時間半ほどの道中の車窓は素晴らしかった。

天気がとても良くお出かけ日和、近くのゲレンデ、スノーパークで子供たちを遊ばせた。サクルカは滑り台デビュー、そしてネラはだいぶ前から「半袖でアイスを食べたい」とずっと言っていた念願ようやく叶い、ルツィアの村のアイスクリーム屋さんで今年初のアイスを食べた。
遊び疲れた娘たちは帰りの車で眠り、ネラは靴だけ脱がせてそのままベッドへ、サクルカは7時間も眠り続けた。

2014年5月1日

ネラはもうすぐ3歳半になる。
3歳半を目前に数週間前からできるようになったことがある。
それはR・ラ行の発音だ。自分が子供のときどうだったか全く記憶にないのだが、ラ行の発音に苦労した覚えもできなかった記憶もない。日本ではあまり意識していなかったのだろうか。スロバキアの子供たちみんなの難関はRの発音だ。ちなみにスロバキア語のRの発音は日本語のラ行に極めて近い。マルツェルに言わせると日本語のラ行の方が強く、RaよりもDaに聞こえるくらいだそうだが、そのままラ行で発音すれば問題なく通じる。

さて、ネラはRが発音出来ず、スロバキア語のときにはRの代わりにLで発音していた。例えば「こんにちは」のDobrý deň(ドブリー ディエニュ)もDoblý deňと言い、日本語では「キラキラ光る お空の星よ♪」を「キラキラ(KilaKila)ひかドゥー お空の星よ♪」と歌う感じだ。

ここ数カ月、時々Rの入る単語を何度か訂正したり、TとDを繰り返し言うと良いと聞き、言わせてみたり、なんとなく教えていたのだが、数週間前、トゥルビチキー(Trubicky)というお菓子を食べているときに突然言えるようになった。マルツェルが「ネリンカはTruba(トゥルバ・不器用とかどん臭いという意味)だ」と言うと、「タタがトゥルバだ」としっかりRを発音して言い返すネラ。まだRをしっかり発音できるのはこの一単語のみなのだが、よくやった。
ある一定の年齢までに出来るようにならないと医師(専門家かな)に通い発音を矯正してもらったりするそうだ。

ちなみに、ルツィアの上の子、マルティンコはネラより1歳半ほど年上だが、この子もやはりまだRが言えない。ちひろと言えず、私のことを「ちひほ~!」と一日呼んでいた。
RとL、発音に苦労するのは日本人だけじゃないのね。






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