サクルカの洗礼式の直前、義母と大喧嘩をしてしまいました。口論したのは私ではなくマルツェルなのですが、私もマルツェルと同意見なので、なんとも複雑な気分で洗礼式を迎えました。結果的には洗礼式の日に顔を合わせて話せば誤解が解けたり、理解が深まったりして和解したのですが、それまでの2日間、私はとにかく納得できず眠れなかったほどです。
さて、その口論の原因というのが、学校でネルカの忘れ物がひどく、このまま月末までクラスで一番忘れ物が多かったら先生から注意が出ると義母が言ったのです。学校で働く義母にとって孫の不出来は恥ですよね。「ネルカは半泣きだし、私は恥ずかしかったわ」と。「忘れ物がないか、学校の準備、宿題をするときは毎日ちゃんと見てあげなさい」と。
実は保護者面談でも宿題、学校の準備は親が見てくださいと毎回言われているんです。誰に似たか(心当たりはアリ)ネルカは人一倍忘れっぽい性格です。先生も親が見るものと思っていますから、忘れ物をするとネルカは自分の不注意ではなく、私とマルツェルを責めます。でも、私とマルツェルとしてはもうネルカは3年生、学校の準備くらいは自分でするべき、それくらいは責任を持ってすべきと思っているんです。だから、毎日チェックすることはなく、宿題は本人が確信持てないときだけWeb上の先生との連絡ページで宿題をチェックし、学校の準備は気が向けばときどき見てあげるくらいにしていました。ところが、あまりに忘れ物がひどいので先生からのこの警告でした。
私とマルツェルとしては、「警告を出すのならどうぞ出してください。」くらいの気持ちでした。それくらいされないと、いつまでも人任せでネルカの自覚はないままですから。
けれども義母の話によれば担任の先生は9年生(日本の中学3年生)のお嬢さんの学校の用意を教科書一冊ずつ、ノート一冊ずつ全てチェックしているんだそうです。他の同僚たち(先生たち)もほぼ同様で5~6年生でも横について毎日一緒に宿題をしているのだそうです。
その話を聞いて私は唖然としてしまいました。
小学校3年生で忘れ物がひどくて先生に警告を受けるのは好ましくないことではあるけれど、私はそんなことでそれほど恥じたりはしません。それよりも、9年生になって毎日子供の持ち物を全部チェックしなきゃならない方が恥に思えるのです。ましてやそれを毎日チェックしていますと誇らしげに言うなんて。それが子供を教育する立場の人の言葉でしょうか。
私は17歳、私の妹は15歳で1年間アメリカへ交換留学、ホームステイをしました。妹は高校1年生だったので、その先生のお嬢さんよりもひとつ年上なだけです。学校の持ち物をいちいちチェックしてくれる人などもちろんいませんでしたし、それよりもホームステイとは言え、親元を離れた外国生活の様々な場面で自分の行動に責任を持ち、自立しないとならない一年でした。そんなにつきっきりで親が何もかもしてあげて子供は一体いつ責任や自立することを身につけるのでしょうか。
もうとにかく気持ちがおさまらず、先生がそう言っても学校に通うのはあなたでしょう!先生の話聞いているのもあなたでしょう!もう3年生になったのだから学校の準備くらい責任持って自分でしなさい!とかなり強くネルカに言い、楽しみにしていた仲良しのお友達を呼ぶ誕生日パーティーも取り消し、それでもまだマルツェルと二人悶々としていました。
結局、どうしたかって?
義母と話して学校の先生の言い分もわかりました。必要な物が揃っていないと授業にならないこれが先生にとっては一番の気がかりなんです。
先生の言うこともよくわかりました。義母の言うように周りのみんなは宿題も学校の準備も親に見てもらっていてネルカだけは一人でして、それでクラスの忘れ物ナンバーワンになってしまっても可哀そうです。そして今回の一件でネルカも十分に分かったでしょう。この1週間、私とマルツェルで分担して毎日宿題と準備をチェックしています。
自立心や責任感、しっかり身につけさせたいけれど、その子の性格もあるのでそんなに厳しくし過ぎず、様子をみながら進めて行ってもいいのかな。
こうしてネルカの9歳が始まりました。
今年はピアノのケーキ
ネルカはこの夏からピアノを習い始めました。
さて、その口論の原因というのが、学校でネルカの忘れ物がひどく、このまま月末までクラスで一番忘れ物が多かったら先生から注意が出ると義母が言ったのです。学校で働く義母にとって孫の不出来は恥ですよね。「ネルカは半泣きだし、私は恥ずかしかったわ」と。「忘れ物がないか、学校の準備、宿題をするときは毎日ちゃんと見てあげなさい」と。
実は保護者面談でも宿題、学校の準備は親が見てくださいと毎回言われているんです。誰に似たか(心当たりはアリ)ネルカは人一倍忘れっぽい性格です。先生も親が見るものと思っていますから、忘れ物をするとネルカは自分の不注意ではなく、私とマルツェルを責めます。でも、私とマルツェルとしてはもうネルカは3年生、学校の準備くらいは自分でするべき、それくらいは責任を持ってすべきと思っているんです。だから、毎日チェックすることはなく、宿題は本人が確信持てないときだけWeb上の先生との連絡ページで宿題をチェックし、学校の準備は気が向けばときどき見てあげるくらいにしていました。ところが、あまりに忘れ物がひどいので先生からのこの警告でした。
私とマルツェルとしては、「警告を出すのならどうぞ出してください。」くらいの気持ちでした。それくらいされないと、いつまでも人任せでネルカの自覚はないままですから。
けれども義母の話によれば担任の先生は9年生(日本の中学3年生)のお嬢さんの学校の用意を教科書一冊ずつ、ノート一冊ずつ全てチェックしているんだそうです。他の同僚たち(先生たち)もほぼ同様で5~6年生でも横について毎日一緒に宿題をしているのだそうです。
その話を聞いて私は唖然としてしまいました。
小学校3年生で忘れ物がひどくて先生に警告を受けるのは好ましくないことではあるけれど、私はそんなことでそれほど恥じたりはしません。それよりも、9年生になって毎日子供の持ち物を全部チェックしなきゃならない方が恥に思えるのです。ましてやそれを毎日チェックしていますと誇らしげに言うなんて。それが子供を教育する立場の人の言葉でしょうか。
私は17歳、私の妹は15歳で1年間アメリカへ交換留学、ホームステイをしました。妹は高校1年生だったので、その先生のお嬢さんよりもひとつ年上なだけです。学校の持ち物をいちいちチェックしてくれる人などもちろんいませんでしたし、それよりもホームステイとは言え、親元を離れた外国生活の様々な場面で自分の行動に責任を持ち、自立しないとならない一年でした。そんなにつきっきりで親が何もかもしてあげて子供は一体いつ責任や自立することを身につけるのでしょうか。
もうとにかく気持ちがおさまらず、先生がそう言っても学校に通うのはあなたでしょう!先生の話聞いているのもあなたでしょう!もう3年生になったのだから学校の準備くらい責任持って自分でしなさい!とかなり強くネルカに言い、楽しみにしていた仲良しのお友達を呼ぶ誕生日パーティーも取り消し、それでもまだマルツェルと二人悶々としていました。
結局、どうしたかって?
義母と話して学校の先生の言い分もわかりました。必要な物が揃っていないと授業にならないこれが先生にとっては一番の気がかりなんです。
先生の言うこともよくわかりました。義母の言うように周りのみんなは宿題も学校の準備も親に見てもらっていてネルカだけは一人でして、それでクラスの忘れ物ナンバーワンになってしまっても可哀そうです。そして今回の一件でネルカも十分に分かったでしょう。この1週間、私とマルツェルで分担して毎日宿題と準備をチェックしています。
自立心や責任感、しっかり身につけさせたいけれど、その子の性格もあるのでそんなに厳しくし過ぎず、様子をみながら進めて行ってもいいのかな。
こうしてネルカの9歳が始まりました。
今年はピアノのケーキ
ネルカはこの夏からピアノを習い始めました。
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