スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
(当ブログに掲載している文章や画像など、無断転載することはご遠慮ください)

学年末 ~サクルカ編~

2017-06-08 | 育児
9月から新学期スタートのこちらは初夏は学年末、卒園、卒業シーズンです。ネルカとサクルカの幼稚園も6月末でおしまい、その後2ヶ月間の夏休みがあります。共働きの家庭が多いので幼稚園は7月はクラスを合併して、8月は市内のいくつかの幼稚園を合併して子供たちを預かってくれますが、我が家は義父母が預かってくれ、そして今年は夏に日本に帰る予定でいるので(やった!1年半ぶりの日本!!)我が家の子供たちは6月いっぱいで幼稚園もおしまいです。

学年末になり、幼稚園の行事は多いし、ようやく暖かくなって(今年は4月の半ばまで雪が降り積もっていましたから)外遊びも増え、子供たちの成長を目にする機会が増えています。せっかくなので記録に残しておこうと思います。

先日は母の日に幼稚園の発表会がありました。1月生まれのサクルカは本来は今年の夏から幼稚園に入園なのですが、昨年11月に欠員が出たとのことで一学年上の子供たちと一緒に通常よりすこし早く幼稚園生活をスタートしました。それでも他の子供たちに劣ることなく歌ったり、踊ったり、一人で詩の朗読をしたり、わずか半年ほどの幼稚園生活(しかもその内半分は風邪で欠席)で随分しっかりしました。短期間でここまで教育してくださった先生方には脱帽です。

6月1日は国際子供の日でした。スロバキアでは幼稚園や学校で遠足に出かけたり、いつもは毎日出る宿題がその日は特別なかったり、マルツェルの職場ではちょっとしたプレゼントが子供向けに配られたりします。

ネルカとサクルカの幼稚園ではマザー牧場のようなところに遠足がありました。日本では幼稚園の遠足には保護者が同伴したような、こちらは子供と先生だけで出かけます。ネルカのときは幼稚園の年中さんから遠足がありましたが、今年はバス3台で全校生徒出かけるとのこと、ネルカにとっては幼稚園生活最後の、そしてサクルカにとっては初めての遠足でした。

家にあったサクルカの赤ちゃんじみたリュックには指定された持ち物が入り切りそうになかったので、この日のためにリュックを新調しました。スポーツ用品店で見つけた子供用の一番小さなサイズのそのリュックに荷物を詰めます。昼食は現地でグラーシュが出るとのことで日本のようにお弁当まで持たせなくても良いものの、午前と午後の間食を用意するとのこと(先生のアドバイス通り)午前用に果物、午後のおやつには菓子パンを、水筒に雨具、ウェットティッシュなど入れるともうリュックは一杯、そしてやはり結構な重さです。こんな重たいものを背負って一日過ごせるかしらとか、乗り物酔いもしやすいのでバスは大丈夫だろうかとか、1日屋外で先生も3歳児を25人も抱えてはお漏らししないだろうかとか色々心配はありましたが、元気よく出かけ、事故なく、怪我なく、一日楽しんで帰ってきました。

サクルカは今その時の瞬間を生きている上、「遠足どうだった?」などと聞いても「楽しかった!」と答えただけであとは幼稚園の園庭の遊具や地面に咲く花に気を取られ、あまり詳細はわかりませんでした。それでもお土産に笑顔とコッペパンのような丸いパンがひとつ、楽しかったに違いありません。

そうそう、それから先週末は友人からお古で補助輪なしの小さな自転車をもらい、試しに乗せてみたらその日の内に乗れるようになりました。3歳4カ月と5日、親ばかですが、上出来ではないでしょうか。(怖がりのネルカなんてつい昨年、5歳になってからようやく乗れるようになりましたから)

3歳にもなると日々の成長ってそれほど感じないものですが、最近はよく感じます。


幼稚園の外遊びで歩道にチョークでお絵描きをしたそうです。
迎えに行ったときに可愛い落書きで一杯のこの道を通りながらきっとこの太陽(右側の青い太陽)がサクルカの絵だろうなと思っていると、「今日はサクルカお日様の絵を描いたの!」と嬉しそうに見せてくれました。


post a comment