アイスホッケー女子、ソチ五輪へ
写真:日本経済新聞
やった!
本当におめでとうございます。
ホッケーの観戦なんて初めてのことで、ルールもあまりよくわかっていない私がこの記事を書くのはタジタジなのだが、書かないわけにはいかない。頑張って書いてみようと思う。
ポプラドで女子アイスホッケーのソチオリンピック最終予選があるとのこと、ブログにコメントいただいたことをきっかけに知り、この週末はその応援にとポプラドへ帰っていた。
私とマルツェルも3試合の内、一試合だけ(日本対スロバキア戦)応援に行くことができた。
全部行きたかったなぁと思う一方で、唯一私たちが応援に行った試合だけ、負けてしまい・・・私が行かなかったらスロバキア戦も勝てたのかもしれないなんて思ってしまう。
この舞台に立つまでも決してラクな道のりではなかったと思うが、このスロバキア、ポプラドでの戦いも大変なものだったと思う。
アイスホッケーの五輪出場枠は世界で8つ。内6つはすでに決定済み(ひとつは開催国のロシア、日本の五輪出場は長野以来というのもこの開催国枠で出場できたため)。なぜまたそんな最終予選がスロバキアで行われるのかと思えば、スロバキアラウンド(もう一方はドイツラウンド)の世界最上位がスロバキアのためだった。そしてオリンピックに出場できるのは各ラウンド(4カ国)から1カ国ずつのみ。
アイスホッケーはスロバキアの国技、厳しいなぁと思いつつもとにかく行く前にざっと調べてみた。
対戦国のスロバキア(世界ランク7位)、ノルウェー(10位)、デンマーク(19位)、そして日本(11位)。
一見強そうなデンマークもランキングでは日本以下、スロバキア・ノルウェーだって7位と10位。大差ないじゃない。これはもしかしたら行けるかもしれない!と思った。
7日ノルウェー戦、3点先取されるも日本は粘って巻き返し4-3で勝った!
翌日のスロバキア戦、0-0で延長、延長戦も0-0で、ゴールウィニングショット4人目にして敗れる。
本日のマルツェルのベストショット どこにパックがあるかわかるかな?
この試合、日本は常にスロバキアのゴール前でプレー、シュートにシュートにシュート(その数なんと62本!一方のスロバキアは16本)、ビデオ判定の結果無効になったゴールまであったが、とにかくスロバキアのキーパーが私に言わせると大きすぎ。男性かと思うほど、スロバキアチームの中でも一人飛びぬけて大きな体でゴール前に立ちはだかり、文字通りゴールへの壁は厚く高かった。まぁもちろん大きいだけではないのだけど(この日のスロバキアのベストプレーヤーは彼女だった)。
私の隣に座って観戦するマルツェルも結果は残念だったが、スロバキアよりも日本の方がはるかに良いプレーをしていたと言ったほど。
そして日曜日、最終戦であるデンマーク戦。5-0で勝利!
月曜日はマルツェルが仕事なのでグラーツに帰らねばならず応援に行けなかったのだけれど、行きたかったなぁ!
とにかく、マルツェルには申し訳ないけれど、良かった!日本、よく頑張った!!
この偉業のなされたその一部に立ち会えたこと、とても嬉しく思う。
円陣を組んで「はいっ!」という声が会場に響き渡った。
試合終了後、スロバキア選手がもうバラバラになってしまっている一方で、きちんと整列して会場の観客たちに一礼する日本人選手たち
一度だけでなく、みんな揃ってスティックを上に掲げ、クルッとターンし反対側の観客席にも礼をする(計4回)。
マルツェルはこの姿に感動していた。
確かにこういうものは日本の文化なのだろうか。
この礼儀正しさがオリンピックでも見られると思うと、嬉しく、誇らしく、そしてそういうチームの出場は相応しく思う。
さてここからは、個人的な話をちょっと。
まず、この試合を通してとても嬉しい出会いがあった。
私はホッケーの観戦もだけれど、ブログにコメントいただいた方に会場でお会いすることを内心とても楽しみにしていた。
試合開始は6時。5時半ごろだっただろうか、日も暮れた道をマルツェルと徒歩で会場に向かい、到着したスタジアム。中に入って結構観客の詰まったスロバキアサイドの向かい側に日の丸を広げ、総勢10人くらいが、小ぢんまりと座る日本の応援の姿を目にした途端に胸がキュッとなった。
ブログにコメントをくれ、この大会を観戦するきっかけをくれた彼女は、その華奢な身体からは想像しがたかったが聞けば彼女も今は引退したが、これまでずっとアイスホッケーをしてきて、彼女の先輩や後輩の応援に来たのだそうだ。
こんな機会を知らせてくれて、お礼がしたいのはこちらの方なのに、わざわざネラにプレゼントを持ってきてくれた。(ネラは大喜びでした。ありがとう!)
日の丸を手渡してくれ、ところどころルールのわかっていない私に親切に解説もしてくれた。
試合終了後は、彼女とそして代表選手一人のご家族と夕食に行った。
こちらから夕食にお誘いしておいて、結果的にご馳走になってしまい返って申し訳なかった。それでもこんな機会がなければお会いすることもなかったご縁。とても楽しい一刻だった。
ありがとうございました。
次は是非ソチでお会いしましょう!(応援行きたいな。行けるかな?マルツェルに頑張ってもらわないと)
それからグラーツに帰ってから知ったのだが、私のすぐ後ろの席に座り、試合の合間に数言交わした男性はあの「Yes, 高須クリニック!」の高須さんだった!
あんなに有名な方を目の前に全く気付かなかったなんて。。。まぁ、わかったところで交わす言葉は結局同じだったのだろうけれど。
マルツェルのカメラにその姿、しっかりと納まっていた。
選手のおばあさまからなんと手作りのとても可愛らしい雛人形をいただいた。
ありがとうございました。
ネラはこれを抱いて寝たくて仕方ないのを毎回なだめるのが大変なくらい、この雛人形が気に入っています。
写真:日本経済新聞
やった!
本当におめでとうございます。
ホッケーの観戦なんて初めてのことで、ルールもあまりよくわかっていない私がこの記事を書くのはタジタジなのだが、書かないわけにはいかない。頑張って書いてみようと思う。
ポプラドで女子アイスホッケーのソチオリンピック最終予選があるとのこと、ブログにコメントいただいたことをきっかけに知り、この週末はその応援にとポプラドへ帰っていた。
私とマルツェルも3試合の内、一試合だけ(日本対スロバキア戦)応援に行くことができた。
全部行きたかったなぁと思う一方で、唯一私たちが応援に行った試合だけ、負けてしまい・・・私が行かなかったらスロバキア戦も勝てたのかもしれないなんて思ってしまう。
この舞台に立つまでも決してラクな道のりではなかったと思うが、このスロバキア、ポプラドでの戦いも大変なものだったと思う。
アイスホッケーの五輪出場枠は世界で8つ。内6つはすでに決定済み(ひとつは開催国のロシア、日本の五輪出場は長野以来というのもこの開催国枠で出場できたため)。なぜまたそんな最終予選がスロバキアで行われるのかと思えば、スロバキアラウンド(もう一方はドイツラウンド)の世界最上位がスロバキアのためだった。そしてオリンピックに出場できるのは各ラウンド(4カ国)から1カ国ずつのみ。
アイスホッケーはスロバキアの国技、厳しいなぁと思いつつもとにかく行く前にざっと調べてみた。
対戦国のスロバキア(世界ランク7位)、ノルウェー(10位)、デンマーク(19位)、そして日本(11位)。
一見強そうなデンマークもランキングでは日本以下、スロバキア・ノルウェーだって7位と10位。大差ないじゃない。これはもしかしたら行けるかもしれない!と思った。
7日ノルウェー戦、3点先取されるも日本は粘って巻き返し4-3で勝った!
翌日のスロバキア戦、0-0で延長、延長戦も0-0で、ゴールウィニングショット4人目にして敗れる。
本日のマルツェルのベストショット どこにパックがあるかわかるかな?
この試合、日本は常にスロバキアのゴール前でプレー、シュートにシュートにシュート(その数なんと62本!一方のスロバキアは16本)、ビデオ判定の結果無効になったゴールまであったが、とにかくスロバキアのキーパーが私に言わせると大きすぎ。男性かと思うほど、スロバキアチームの中でも一人飛びぬけて大きな体でゴール前に立ちはだかり、文字通りゴールへの壁は厚く高かった。まぁもちろん大きいだけではないのだけど(この日のスロバキアのベストプレーヤーは彼女だった)。
私の隣に座って観戦するマルツェルも結果は残念だったが、スロバキアよりも日本の方がはるかに良いプレーをしていたと言ったほど。
そして日曜日、最終戦であるデンマーク戦。5-0で勝利!
月曜日はマルツェルが仕事なのでグラーツに帰らねばならず応援に行けなかったのだけれど、行きたかったなぁ!
とにかく、マルツェルには申し訳ないけれど、良かった!日本、よく頑張った!!
この偉業のなされたその一部に立ち会えたこと、とても嬉しく思う。
円陣を組んで「はいっ!」という声が会場に響き渡った。
試合終了後、スロバキア選手がもうバラバラになってしまっている一方で、きちんと整列して会場の観客たちに一礼する日本人選手たち
一度だけでなく、みんな揃ってスティックを上に掲げ、クルッとターンし反対側の観客席にも礼をする(計4回)。
マルツェルはこの姿に感動していた。
確かにこういうものは日本の文化なのだろうか。
この礼儀正しさがオリンピックでも見られると思うと、嬉しく、誇らしく、そしてそういうチームの出場は相応しく思う。
さてここからは、個人的な話をちょっと。
まず、この試合を通してとても嬉しい出会いがあった。
私はホッケーの観戦もだけれど、ブログにコメントいただいた方に会場でお会いすることを内心とても楽しみにしていた。
試合開始は6時。5時半ごろだっただろうか、日も暮れた道をマルツェルと徒歩で会場に向かい、到着したスタジアム。中に入って結構観客の詰まったスロバキアサイドの向かい側に日の丸を広げ、総勢10人くらいが、小ぢんまりと座る日本の応援の姿を目にした途端に胸がキュッとなった。
ブログにコメントをくれ、この大会を観戦するきっかけをくれた彼女は、その華奢な身体からは想像しがたかったが聞けば彼女も今は引退したが、これまでずっとアイスホッケーをしてきて、彼女の先輩や後輩の応援に来たのだそうだ。
こんな機会を知らせてくれて、お礼がしたいのはこちらの方なのに、わざわざネラにプレゼントを持ってきてくれた。(ネラは大喜びでした。ありがとう!)
日の丸を手渡してくれ、ところどころルールのわかっていない私に親切に解説もしてくれた。
試合終了後は、彼女とそして代表選手一人のご家族と夕食に行った。
こちらから夕食にお誘いしておいて、結果的にご馳走になってしまい返って申し訳なかった。それでもこんな機会がなければお会いすることもなかったご縁。とても楽しい一刻だった。
ありがとうございました。
次は是非ソチでお会いしましょう!(応援行きたいな。行けるかな?マルツェルに頑張ってもらわないと)
それからグラーツに帰ってから知ったのだが、私のすぐ後ろの席に座り、試合の合間に数言交わした男性はあの「Yes, 高須クリニック!」の高須さんだった!
あんなに有名な方を目の前に全く気付かなかったなんて。。。まぁ、わかったところで交わす言葉は結局同じだったのだろうけれど。
マルツェルのカメラにその姿、しっかりと納まっていた。
選手のおばあさまからなんと手作りのとても可愛らしい雛人形をいただいた。
ありがとうございました。
ネラはこれを抱いて寝たくて仕方ないのを毎回なだめるのが大変なくらい、この雛人形が気に入っています。
スロバキアではお世話になりました(*^^*)スロバキア料理おいしかった!最終日はおすすめのレストランへ行きましたよ!
試合は負けてしまい残念でしたが、しっかりとオリンピックの切符をつかみ、日本に帰ることができました(*^^*)スロバキアのキーパーはすごかった!!
私のずうずうしい書き込みから、こんなステキな出会いをさせてくれたマルツェルさんありがとう!
そして何より、chihirkoさんありがとう!!
時間があればもう少しお話もしたかったです…
ネラちゃんにも会いたかったな(*^^*)
きっとまた、会えますよね!
ソチで会えること楽しみにしてます!
Thank you for coming to game!!
Salas Slavkovへ行ったの?あんなアクセスも悪く、そして行っても何もないところをおススメしてしまって本当に申し訳ない。
でも少しはスロバキア楽しんでいただけたかな?(辺鄙さ含め・・・苦笑)
オリンピックに行けるのだし、列強相手に互角以上の戦いをして、負けた内に入らないよ。
ソチが楽しみだね!
きっとまた会えますように。
日本に居た時は普通すぎてそんなに気がつかなかったけど、Grazであったサッカー日本代表対イギリス代表の試合の時にぐっときたよ~。おもわず周りの人に「あれ私の国の代表なんです~」と自慢したくなっちゃうくらい(笑)
アイスホッケー、ソチでも頑張って欲しいね^^v
隣で感動しているマルツェルを見て、でも日本じゃ結構当たり前だったよなぁなんて思ってしまった。
中学の時テニス部だったんだけど、テニスコートに一礼して入り、セットが終わってコートチェンジや試合終了でコートを出る度に一礼して出ていたもんなぁ。
こういう部分て自慢できるね!
頑張れニッポン!