機内に持ち込む荷物も結構な量なので、今回ネラには自分の物は自分で持ってもらうことにした。
リュックにはお菓子とおもちゃ、スーツケースには着替えとやはりお菓子とおもちゃ。
おもちゃはお気に入りのぬいぐるみ他、塗り絵やシールブックなどを入れた。
ネラと二人で飛行機に乗ったことはあるものの、一人で子供を二人連れて帰るのは今回始めてのことだった。
子供にとってもだが、大人の私にとっても少し心配、やっぱり疲れた、でも何とかなったというところだろうか。
皆さんに小さい子供を連れて一人で・・・大変でしょうと声をかけていただいたが、手品の種明かしではないが、色々なサービスを利用すればそれほど過酷なものでもない。
まず一番気になる赤ちゃんの席。
2歳までは航空運賃はかからないが、その場合もちろん席もない。ただし、事前にベビーベッドを予約しておくことができる。バシネット、ベビーバスケット、呼び名は航空会社によって色々だが、12キロ(11キロだったりこれも要確認)までの赤ちゃんなら、このベッドが利用でき、事前予約しておくと離陸後に取り付けてもらうことができる。
ネラは小さかったので2歳になる直前までこのベッドで旅をしたが、サクルカはどうかな、おそらくこれが最初で最後になるだろう。
このベッド自体は無料なのだが、今回利用したオーストリア航空ではこのべビーバスケットを取り付けられる席(最前列の前が壁になっている席)は足元にゆとりがあるため料金が別途50ユーロかかるということだった。私とネラ、往復で200ユーロ。以前はかからなかったのに・・・などと思ってしまうがでも仕方ない。ずっとひざの上では私も子供も疲れてしまうのでお願いした。
食事のときにちょっとここに入れておいたり、何よりまっすぐ足を伸ばして眠れるのはやはり良い、あると便利だ。
ただしこの席、肘掛部分にテーブルとモニターが収納されているため、肘掛を上げることができず、座席を2つ3つつなげて足を伸ばすことができない。サクルカは快適だったが、ネラにとっては窮屈な旅だった。
飲み物、ベビーフード、子供の食事
通常機内に持ち込む液体物は制限されているが、赤ちゃんや子供のものに関してば別。水筒に入れたお茶や、ベビーフードも持ち込むことができる。(手荷物検査で別途簡単な検査あり)
私はいくつか食べ慣れたベビーフードをいくつか持ち込むが、機内で頼めばベビーフード(無料)をもらうこともできる。最低限しか持ち込まなかったので、足りない分は機内でももらった。今回は瓶詰めのにんじんのピューレ、梨のピューレの2種類だった。どちらも生後4ヶ月向けのものなのだけれど、サクルカはピューレ状のものが大好きなので全く問題なかった。離乳食は温めてもらうこともできる。
ネラの食事はお子様用を事前に予約しておいた。
子供用の食事は大人よりも先に運ばれて来るほか、メニューも別だったりする。しかし、今回は残念なことに往路、復路ともに全食チキンカツ。確かに子供受けするメニューだが、硬い肉はあまり箸の進まないネラにはいまいち、しかも一回のフライトで同じ食事が2度も出るものだからネラはほとんど手を付けず、11時間のフライトでネラが口にしていたのはほとんどお菓子だった。それでも仕方ない。機嫌良く過ごしてもらうことが最優先だから。
機内ではこんなお菓子ももらった。
普段食べ慣れたお菓子がこんな飛行機の形をして出てきては、大人だって嬉しくなってしまう。長いフライト中、ネラもこれらを何袋食べたことか。
そのほか、機内でもらったおもちゃでネラもサクルカも遊び、何とか乗り切った。毎回どんなおもちゃがあるのか実は私も楽しみにしている。
今回はサクルカがまだ赤ちゃんだったから良かったけれど、これがハイハイしたり、ヨチヨチ歩き出したりするとまた大変なのだろう。
でもこうして親も子供も毎度少しずつ旅なれていくのだろう。
二人ともロングフライト、よく頑張った!
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