スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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ネルカ8歳に

2018-11-29 | スロバキア2018
今週こちらはこの冬一番の寒さで朝の登校・通勤時はマイナス12度、日中の最高気温もマイナス3度、冷たい風が吹き荒れて、本当に寒かったです。我が家の車、冬タイヤには大分前に変えていたのですが、ワイパーの水を冬用に交換し忘れていたようで、一昨日、フロントガラスをきれいにしようと水を出したら瞬時に凍りついてしまいました・・・。ガラスに付いた水だけでなく、吹き出し口も凍ってしまって。ガラスはゴシゴシとプラスチックのヘラでこすり、水は家に帰ってマルツェルに交換してもらいました。取り替え忘れたのは我が家だけではなかったようで、そんな失態をしている車を他にも見かけました。

今月初め、ネルカは8歳の誕生日を迎えました。早いもので8歳です。勉強は嫌いだけれど、まぁまぁ宿題も授業も頑張り、元気に学校に通っています。小学校に上がってネルカも友達の誕生日パーティーに呼ばれるようになり、ネルカも本当は友達を呼んでパーティーを開きたかったけれど、私たち大人の都合を理解する優しい子、家で近所の子供を3人呼んだだけでしたが、これまでの人生で一番楽しかった!と言ってくれました。

クラスの子たちはどんな誕生日パーティーを開いているかというと、週末に室内アスレチックを数時間借り、2段か3段のウェディングケーキのような誕生日ケーキまであります。軽食に飲み物、もちろん子供だけで会場に来れるわけもなく、保護者のコーヒー…となんだかんだ結構な出費です。その上、今年はマルツェルの出張で週末に余裕もなく、ギリギリまで悩みに悩んで結局家で家族と近所の子供だけで祝うことにしました。来年はアスレチックでする誕生日パーティーを開いてあげたいです。

さて、ネルカを皮切りに我が家は誕生日ラッシュに突入するわけですが、まずは義母のケーキ第一弾、今年はふくろうのケーキでした。



ケーキも、本当は今子供たちの間で流行っているL.O.L.のケーキが良かったのだけれどね。色々考えてフクロウのケーキをリクエストしていました。
ちなみに、L.O.L.をご存知ない方はこちら。



でもお友達からプレゼントでもらい、とても喜んでいました。

実は先月、私の両親がネルカとサクルカにプレゼントを買い、送ってくれました。今回はめずらしく父がプレゼントを買い、郵送してくれたのですが、すでに3週間、待てど暮らせど届きません。こちらに来て9年、荷物は毎回開けられているけれど、届かなかったことなど一度もなかったのでかなりショックです。

ネルカにたぶんもう誰かに途中で取られてしまって届かないよと話したところ、クリスマスプレゼントのリクエストの手紙に「じいじが送ってくれたプレゼント」と書いていました。なんて、優しい、切ないリクエスト。税関にも郵便局にも問い合わせたけれど、わからないとのことで、残念だけれどたぶん届かないでしょう。

プレゼントのリクエストでもう一つ、自分への備忘録として。
この夏、ネルカとサクルカのスロバキアのひいおばあちゃんが亡くなりました。もうすぐ5歳になるサクルカは年齢の割には単純で子供っぽく、お葬式にもお墓参りにも行きましたが、

おばあちゃんはいつまで箱に入っているの?
-ずっとだよ。
クリスマスになっても?春が来ても?
-そう、ずっとだよ。

お墓参りに行ったら、墓石のふた部分をトントンとノックして話しかけていたり。

おばあちゃんの死をどのように理解したのか、私が理解できないでいました。

そんなサクルカのクリスマスプレゼントのリストには仲良しのお友達が持っているのと同じ、ピンクのキラキラの水筒とおばあちゃんの絵。クリスマスにおばあちゃんも一緒に来て祝いたいのだそうです。

おばあちゃんはどうやって来るの? と聞くと、
おばあちゃんの魂が来るんだよ と。

しっかり理解していました。

そして親バカですが、こんなリクエストを書くなんてサクルカも優しい子に育っているものだなと。

子育てとはすぐに結果が見えるものではなく難しいですが、これからも頑張ろう、二人のクリスマスプレゼントのリストを見てそう思いました。



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