登園拒否といじめっ子

今週から１週間ぶりに幼稚園に行き始めたネラ、月曜日はイヤイヤ、泣きながらもなんとか登園。昨日は朝、目を覚ますとすでに行きたくないと泣きだしベッドから出てこない、ご飯は食べない、着替えもしない、優しく言って聞かせても、強く怒鳴っても、叩いても、何をしても聞かないので結局泣き喚くネラをマルツェルと二人がかりで押さえつけ、着替えさせ、ネラは泣きじゃくりながらパジャマを握りしめての登園となった。

可哀そうだけれど、「行きたくない」「じゃぁ、行かなくていいよ」とはいかないもの。

昨日はマルツェルが連れて行き、幼稚園に着くころには落ち着いたそうだが、幼稚園の更衣室にひとりの男の子が入ってくるとガタガタと震えだしたという。
その男の子はネラがずっと嫌いだと言っている男の子だ。
ネラの遊んでいるおもちゃを取ったり、イヤだと言ってもネラを抱きかかえたり、クラスの中でも元気？乱暴？で動きのちょっと激しい子のようだ。まぁ、ネラの説明をもとにの推測なので実際どんなものなのかはわからないのだけれど…。「イヤだ/やめてと言って聞かなかったら、先生に言うんだよ」とこれまで言って済ませていた。

マルツェルによると、父親はポルシェに乗っているが挨拶もしないような感じの良くない人だったそうだ。

クラスに必ず一人はいるいじめっ子や乱暴な子、そしてネラはみんなよりもひとつ年下でただでさえ小さいのが更に小さく見え、その姿はもう誰かの妹が幼稚園に遊びに来たかのようだ。いじめの標的になることはある程度想定していた。でもそれはともかく姿を見てガタガタと震え出すなんてちょっとひどすぎるので、昨日早速幼稚園にネラを迎えに行ったときに先生に話してみた。

先生は全く気付かなかったとのこと。でもこれから注意して見てくれると言ってくれた。
先生が「この子がその子よ」と教えてくれた男の子、私の記憶もあまりあてになるものでもないけれど、覚えている。確かこの子だ、初日にネラを見て「あぁ、中国人」と苛立った様子で言い放った子は。この子は要注意と思ったのを覚えている。

とにかく、私とマルツェルで「もう昨日先生に黒い男の子（名前もあるのだが、ネラはしばらくこの男の子のことをそう呼んでいたので）のことは話してあげたから大丈夫。何か嫌なことをしたら先生に言うんだよ」「黒い男の子のことは無視するんだよ」と話し、今朝は穏やかに登園した。

これも親子ともども成長、社会勉強の一過程。さて、どうなるかな。
無事克服できますように！