スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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KIMONO

2018-05-21 | スロバキア2018
スロバキアでKIMONOと呼ばれていて、日本人の私からすると着物じゃないんだけどな...というものがあります。なんだと思います?

浴衣みたいなサテンやシルクのガウンみたいなものを想像した方、それも確かにKIMONOと呼ばれていますが今回は違います。ヒントはネルカの新しい習い事で使うものです。


正解は空手着や柔道着のことです。


私とマルツェルが子供たちに通わせたいと思う習い事がいくつかあるのですが、その一つが空手でした。数年前からネルカにどう?と勧めてみるも全く興味を示さなかったのが仲良しのお友達の影響で空手に行きたいと言い出しました。そうは言ってもこちらの習い事は新学期の9月から始まり途中からはそう入れるものでもないので、「じゃぁ秋からね」なんて言っていたらお友達のママが空手の先生と知り合いだったようで、こんな時期に体験入学させてもらえることになりました。サクルカも入れたかったけれど生憎小さい子のクラスはちょうどお絵描き教室と重なってしまうのでとりあえずはネルカだけ。

喜んで初めてのレッスンに行ったものの、気まぐれのネルカ、もう嫌だと言って帰ってくるかなと思っていた親の期待を嬉しくも裏切り、とても楽しかったと興奮して帰ってきました。そして誰より興奮して帰ってきたのが送り迎えをしたマルツェル。先生に「ネルカは空手の素質がある。DNAに刻み込まれている。」と言われ、あまりの嬉しさにその日の内にKIMONOを通販で注文してしまいました。

今日は私も送り迎えについて行き、マルツェルと二人こっそりと練習を少し見学しましたが、こんな遠い国の体育館に日本語が響いていました。

れい!

始め!

上段2!

いち、に、さん、し!


「先生もみんなも、1、2、3、4、5、6、7、ハクション、9、10」って数えるんだよ。とネルカ。
8をハプチと発音しているようで、ハプチとはスロバキア語のくしゃみの音です。確かに発音はちょっと違うかなと思うものが今日聞いてていくつかありましたが、数字くらいならともかく、号令、型の名前等々、日本語がスロバキア語に訳されることなくそのまま取り入れられているのに驚きました。
文化、礼儀作法、体力、精神力、せっかくなのでしっかり身に着くよう、続きますように。

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